クシマクロビオティックスから見た、下痢の原因と対応方法について説明します。
下痢は、便がゆるく、途切れるもので、主に2種類あるとされます。
ふつうの便は、太く長くて色が薄く、柔らかくて水に浮かぶものとされ、便が細く締まって、色が濃く硬いのは便秘の症状とされます。
極陰性な飲食物の過剰摂取によって、陰性な下痢の症状が見られます。
この種の下痢で、重症で激しいものは、発熱を伴い、砂糖やアイスクリーム、刺激物の摂りすぎによって起きることが多いとされます。
発熱を伴わない、より穏やかで不規則な下痢は、果物や果汁、その他の水分の摂りすぎによるものとしています。
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また、別種の、色が濃くて重症な下痢は、動物性食品の摂りすぎによる陽性のもので、肉類や魚介類を、油やスパイス、刺激物と一緒に調理するなど、多種類の食品を組み合わせた料理の摂取によって起きるとされます。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
▼症状の予防と解消
陰性の症状には、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従い、陽性の症状には、陽性傾向に対応した食事(標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
なお、全粒穀物や豆製品を含む豆類、野菜類、その他のマクロビオティックの基本食品には、食物繊維やその他の栄養分が豊富で、腸の機能を正常化させて、結果として健全な便通につながるとされます。
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また、以下のような注意点があります。
一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。
- くずクリームや梅くず、梅しょうくずには、腸を引き締めて、下痢を防ぐ効果がある。また、梅干しや黒豆茶などもよい。
- 乳幼児の下痢には、くずクリームに焼きコンブのふりかけを添えるか、または薄めの梅しょう番茶を与える。
- 重症の下痢には、生姜湯が効果的。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。
- マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社
- 地球と人類を救うマクロビオティック 久司道夫 文芸社
- マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
- マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版
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