筆者が生存のためにお勧めする防災用品を紹介します。
紹介するほとんどのものは、自分でも所有して使っているものです。

しかし、これらは所有するだけでは意味がありません。
使いこなしてこそ価値があります。
防災ピクニックのイメージ
なので、こうした防災用品を使った、防災ピクニックや防災キャンプを定期的に行うことをお勧めします。
近所の公園やキャンプ場で、ぜひ普段から使ってみましょう。
とくにお子さんがいるお宅なら、楽しんでできるのではないでしょうか。
以下は、大人2人と子ども2人で、車が使えるという前提で選んでいます。

  1. テント
    スノーピークのテントです。居住性と快適性のバランスがよく、コストパフォーマンスが最高で、耐久性もあります。これ1つあれば、長期休みでも週末のキャンプでも、だいたい事足りる感じです。

    筆者は、このテントを使って、夏休みに海山川に行き、家族で1週間程度のキャンプをします。雨続きなど悪天候を考えて、これまでは山岳用テントを使うことが多かったのですが、このテントは居住性と快適性の点で満足できます。
    同じようなものでは、やはりコールマンのものが入手しやすいですが、ちょっと人とは違う感(ブランド感)がいいかもです。最近はスノーピークも随分多いですが。
    テントのイメージ1
    あとは、やはりきちんとしたメーカーのものなので、壊れたときなどでもメンテナンスができ、長く使えます。
    価格的には、初心者用とされており、安めの部類に入るといっていいと思いますが、必要にして十分です。
    テントのイメージ2

    テントのイメージ3
    使うときの注意点を挙げておきます。

    ・購入時、シームシールという目止め剤を、何か所かに塗ることが必要です。購入後、中身の確認と、張りかたの練習を兼ねる意味でも、公園などでテントを張って、シームシールもきちんと塗って、よく乾かしておくといいです。
    テントのイメージ7
    テントのイメージ9
    ・フルフルでペグを使うと、付属のものだけでは若干足りないかもしれません。
    ペグは、少し多めに用意し、持っていくとよいでしょう。また、ペグを打ち込む際は、ペグハンマーがあると、とても便利です。筆者も割合最近に使うようになりましたが、今では手放せません。
    (筆者のペグハンマーは、怪しげなものなので別なものをお勧めします)
    ペグハンマーのイメージ

     

    テントのイメージ5
    ・使用後は、カビが生えないようにしっかりと乾かしましょう。雨の日に撤収したときは、なるべく早めに干しましょう。こうすると、持ちが全然違います(長持ちする)。

  2. テントマット(薄手)
    テントの中に敷く、モンベルの薄手のマットです。テント1つにつき1枚を用意します。これがあるのとないのとでは大違いで、おもに雨が降ったときの快適さの度合いが違います。それほどかさばらないもので、耐久性があるものとして選んでいます。

     

    テントの中に、まずは敷きます。筆者は必ず、テントと同じか、少し大きめのシートを用意して敷くようにしています。特に、雨が続いたときの快適性が全く違います。価格的には、まあそれなりですが、必ずテントとワンセットで持っておきたいものの1つです。

    筆者は似たような、もう少し安価なものを使っていますが、型落ちか在庫切れなどで買えなくなっています。こちらのほうが、筆者のものよりいいと思います。

  3. テントマット(個人用)
    テントの中に敷く、やや厚手の個人用マットです。基本的には人数分を用意します。カスケードデザインのものです。かさばりますが、耐久性は抜群です。ワタシはこれを世界中に持っていきました。お勧めです。

    雨が降っているとき、雪のとき、湿気があるとき、などなど、かさばるんだけど、この信頼性には代えがたいものがあり、愛用しています。サイズは、レギュラーでもなく、スモールでもなく、ラージな長いタイプです。これがいいのですね。

    テントマットのイメージ1
    筆者は、このマットを車に常備しておき、いい河原や気持ちのいい芝生があると、すぐに敷いて寝ころんでしまいます。もうかれこれ、○十年も使っていますが、若干薄くなるくらいで、まだまだ使えますねえ。ただかさばるので、手持ちのときは別な敷物を使うようにしています。
    筆者はベルクロの付いたテープでまとめていますが、専用の袋も用意するといいかもしれません。
    価格的には安くないですが、耐久性を考えれば、お勧めできます。

    テントマットのイメージ2

     

  4. シュラフ(個人用)
    個人用のシュラフです。基本的には人数分を用意します。気温0℃程度でも快適に寝られて、メンテナンスが楽という観点で選んでいます。こちらもモンベルのものです。

     

    これもいいです。筆者は随分昔のものも含めて、いくつか持っていますが、新しくなるごとに、どんどん改良されてよくなっています。
    気温や湿気があるときは、シュラフカバーやシーツを使います。このくらいの対応温度のものが、一番汎用的で、使いやすいです。暑いときは、ジッパーを開けて使ったり。
    じつは、お昼寝にも最高なのです。
    価格的には結構高いですが、耐久性は高く、長く使えますし、防災用途としては、あるとないのとでは大違いです。

    最後に、この化繊タイプのシュラフは、もし濡れてしまったときでも、たき火に当てると一瞬で乾きます。水を吸わない繊維を使っています。つい先日も、転がして沢に落としてしまいましたが、すぐ乾きました。

  5. バーナー(火器)

    ①ハードなもの

    非常時には灯油も使えるタイプになります。気温0℃程度でも火力が弱くならず、シンプルで耐久性が高く、メンテナンスが容易という観点で選んでいます。こちらはMSRのものです。燃料用のボトルも必要になるのでご注意ください。

     

     

    灯油を使うときは、確かノズルを変えると思いました。ホワイトガソリンよりもススが多く出るそうです。
    防災用としては、最高のものですが、日常使うのは、今ではすっかり100円ガスのソフトなものを使うことが多いです。

    ただし、気温が低い季節やハードな状況下では、本当にお勧めです。
    もともと、たとえば荒野で何カ月間も続けて使うような想定で作られており、シンプルなので故障など調子が悪くなることが少なく、調子が悪くなったとしても、だいたいすぐに治せます。筆者は、旧タイプを使っており、メンテナンスキットも用意していますが、普通は必要ないと思います。
    価格的には案外高価ですが、これも耐久性が非常に高いので、防災用途に1つあれば、相当使えると思います。

    ②ソフトなもの(夏場のみ)
    筆者は、気温が15℃くらいまでの夏場メインに使います。こちらはユニフレームのものです。なおメーカー推奨のガス缶は、メーカー純正ですのでご注意。
    バーナー2のイメージ
    ゴトクが付いたものが、風が吹いても使いやすいので、多少かさばりますが、愛用してます。ホームセンターなどで売っている、家庭用のコンロを使うのもありですが、これよりもっとかさばるので、こちらのほうがいいかなと。
    特に夏場は、ガス缶も安いし、どこでも調達できるので、これをメインに使うことが多いですね。
    価格的には、家庭用のものよりは高価ですが、それよりも若干コンパクトで持ち運びが楽ということですね。

    ただし、気温が低い(10℃以下くらい)と、ほぼ使えなくなります。まともに使える火力になりません。なので、やはりハードなタイプと併用するのがよろしいかと思います。
    防災用としては、家庭用に持っていなかった場合はお勧め。

     

  6. ソーラー充電器
    非常時でもスマホや携帯、タブレットを使いたいとき重宝します。日差しが出ていればガンガン充電できます。耐久性は検証中ですが、私も普段から使っています。充電用の電池もあると便利です。

    これは正直使えます。防災用としても、十分使えますので、筆者はお勧めします。
    ただ、曇りや雨だと仕方ない(充電できない)ので、やはり日が出ている日に、電池に充電しておくとよいです。なので、替えの電池は必須です。少し多めに持っておくといいですよ。ソーラー充電器のイメージ1ソーラー充電器のイメージ3

    こういった充電器があれば、キャンプ場でも別に電源はいらないし、防災時は重宝すると思います。

    注意点としては、スマホなどに接続するUSBケーブルの容量を大きめにすることです。ケーブルが細いと、発電はガンガンにしているけれど、いつまでたっても充電できないということになります。なので充電したいものに合わせて、ケーブルを用意してください。

    あと、念のため、購入後、自宅などで充電できるかテストしてください。不良?なのか、充電できない例があったらしいです。耐久性は、1年半くらい使って(1カ月に5日程度、使うときは屋外)、今のところは大丈夫ですが、ケーブルの根元が熱でねばねばになってきた?のがちょっと心配かなというところで、機能自体には問題ありません。ソーラー充電器のイメージ2

    価格的にはそれほど安くはないですが、十分に実用に耐えるので、お勧めできます。
    ちなみに、価格が変動し、高くなったり安くなったりしています。

  7. ヘッドランプ

    これもあると便利です。
    両手を使えるのがいいです。普段でも防災用としても、筆者はお勧めします。筆者は単4乾電池が3本必要なタイプである上のものを愛用していますが、防災メインとして使うのであれば、単3乾電池を1本使用の下のもののほうが使いやすいかもしれません。

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    むかーし、筆者は洞窟内をうろついたことがありまして、そんなときに、電球切れになると本当に泣きそうになりましたが、こちらは大丈夫です。
    しかも、電池が相当長持ちします。上のものは連続点灯でも弱で180時間なので、休ませながらであれば相当持ちます。下もLOWで60時間持つと。

    ただ、スイッチ系が壊れてお亡くなりになることはあり得ますので、注意しましょう。

  8. サバイバル時のハンドブック

    鈍感な筆者でも、なんとなく次の災害は近くなっているという漠とした感覚があります。
    それが地震なのか、経済的なものなのか、それらが同時多発的に起こってくるのか。
    もちろん、そんなことは分かりません。
    経済的な災害については、別な情報源を辿っていただきたいと思いますが、地震などの災害については、こうしたバイブルを持っておき、事前に様々な想定と準備をしておくと、少しは安心できるかもしれません。