クシマクロビオティックスから見た、虫垂炎（盲腸）の原因と対応方法について説明します。
虫垂炎（盲腸）は、虫垂に炎症が起こった状態で、突然、上腹部および右下腹部に激痛が起こるといった症状があらわれます。また発熱を伴うことがあるとされます。
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現代の科学では、大腸のはじまりの部分近くに位置した突起部位である盲腸は、有益な機能を果たしていない痕跡器官であるとされ、虫垂炎が起きた場合、切除手術が行われることもあるとされます。以前は、切除手術が一般的とされましたが、近年では、投薬により温存することが多くなっているとされます。
マクロビオティックの観点からすると、盲腸は、小さく締まった陽性の構造を持っており、盲腸に隣接した、大きく拡張した陰性の大腸と、均衡を保つという役割を果たす臓器とされます。
盲腸を切除した場合、全般的に、腸や脚、生殖器官を含めた下半身の部分に、活力の低下や衰弱を引き起こす可能性が出るとしています。
盲腸を切除した人は、将来的に、歩いたり走ったりする際に、障害を起こすことが多いとされます。
虫垂炎は、主に肉類や卵、魚介類、その他の極陽性な食品の過剰摂取が原因になって引き起こされるとされます。
たとえば、バーベキューや休日の食事などで、動物性食品を大量に摂取したり、食べすぎたりしたあとに、発作が起きることが多いとしています。
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実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
▼症状の予防と解消
盲腸の発作を予防するには、陽性傾向に対応した食事（標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正）に従い、極陽性な症状向きに微調整して行います。
また、症状を解消するには、食事を簡素なものにしたり、数日間の断食を行ったりするとよいとされます。
青菜のジュースを、1日に数回飲むとよいとしています。
▼留意点
虫垂炎（盲腸）は、破裂の恐れがない限り、手術を行う必要はなく、手術は最後の手段であるとしています。破裂の危険があったりする場合や破裂したりした場合、あるいは、マクロビオティック食事療法で効果が見られない場合には、速やかな医療処置が必要とされます。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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