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クシマクロビオティックスから見た、皮膚癌および黒色腫(メラノーマ)の原因と対応方法について説明します。

皮膚癌や黒色腫は、他の癌に比べると、比較的診断が容易とされ、症状の進行も遅く、生存率も高いとされます。しかしながら、悪性黒色腫(メラノーマ)は致命的で、進行も極めて早いとされます。

皮膚癌は、2014年で、日本人の罹患者数が約18000人で、死亡者数は約1700人とされます。

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皮膚は、表面に近い部分を表皮、その下を真皮、さらに下の皮下組織の3つの層に分かれています。また表皮は、角質層や顆粒層、有棘層、基底層などいくつかの層に分かれています。

皮膚癌で最もよく見られるのは、主に頭や顔、手の外側にできる、表皮の基底層にできる基底細胞癌で、40才以上の中高年に多く、高齢者にも多いとされます。

皮膚の腫瘍は、ふつう手術で切除されます。その際は、腫瘍の縁から数mm程度離して、皮下組織も含め、十分な深さまでを切除するとされます。

近年、早期のものでは、液体窒素を使って、腫瘍を冷やし、癌細胞を凍結し壊死させる凍結療法も行われるとされます。また、併せて放射線治療や化学療法、その他の治療が併用されることもあるとされます。

大部分の黒色腫は、はじめほくろ状の色素斑ができ、血液やリンパによって、脳や肺、肝臓、眼、腸、生殖器、その他の部位に転移するとされます。

黒色腫でも、手術による治療が一般的とされます。初期の段階では、生存率は80~90%とされますが、遠方のリンパ節に転移が見られる場合には、生存率は約10%程度とされます。

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マクロビオティックの観点からすると、皮膚癌は、主に身体の表面に排出された極陰性な要因によって起きるとされます。

主要な原因は、牛乳や乳製品、脂っぽい食品、砂糖、その他の濃縮甘味料、熱帯産の果物や野菜、刺激物、スパイス類、ビタミン剤やプロテインなどのサプリメント、アルコール類、薬物、医薬品などの過剰摂取によるものとしています。

また、黒色腫の主要原因は、鶏肉や卵、チーズ、その他の乳製品の摂取に加え、転移を促進させる砂糖や菓子類、刺激物、スパイス類、パンなど精白小麦粉を焼き締めて作った食品などを組み合わせて摂取したことによるものとされます。

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なお、エイズと併発する症状として見られるカポジ肉腫は、皮膚の悪性腫瘍の1つで、ヒトヘルペスウイルス8(HHV-8)との関連性が指摘されます。マクロビオティックの観点からすると、主に食事の不均衡によって、血液や体液が酸性状態になった結果として、この感染性媒介物質が生み出されるようになるとしています。
カポジ肉腫は、上で述べたような食品が様々に組み合わされて摂取された結果として発症し、特にエイズを発症して免疫力が低下した人に多く見られるとしています。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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▼症状の解消

 

皮膚癌の解消には、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。

また、陰陽両極端な要因による、悪性黒色腫(メラノーマ)では、陰陽両極端が併合した症状に対応する、中庸の食事に従います。

ほかにも注意点や特別な料理や飲みもの、外側からの家庭療法など、多くの対応方法が紹介されています。一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

  1. いずれの場合も、以下を避ける。
    • 全ての動物性食品、乳製品
    • 植物油
    • ドレッシングを含めた、すべての脂っぽい食品
    • 砂糖や菓子類
    • 精白穀物と精白穀物を使った食品
    • 熱帯産の果物や野菜
    • コーヒー
    • 紅茶やハーブティーなど刺激のあるお茶類
    • ミネラルウォーター
    • 刺激物
    • スパイス類
    • タバコ
    • アルコール類
    • 薬物
  2. 食べものは、全て加熱調理したものとし、生のままでは食べない。
  3. 玄米を主食とし、日によって雑穀や大麦を混ぜて炊いたり、単独で炊いたりして食べる。陰性症状のリンパ腫がある場合、炊くときに、ひとつまみの自然海塩か切手大のコンブ1かけらを加える。
  4. 全粒穀物の麺類やパスタは、1週間に1~2回、少量なら食べてもよい。
  5. 全粒小麦粉を使った質の良いサワードウ・ブレッド* なら、1週間に2~3回食べてよいが、その他の硬く焼き締めた小麦粉製品は、クッキーやパイ、ケーキを含めて全て避けること。
  6. 1日1~2杯のスープを毎日摂る。特にワカメや玉ねぎ、ニンジン、その他の野菜を入れた味噌汁がよい。時々、干しシイタケを、味噌汁やすまし汁に少量使うとよい。
    スープには、レンコンを頻繁に入れるとよい。
  7. 皮膚癌の場合、動物性食品は摂らない。ただし、どうしても欲しいときは、少量の白身魚を1週間に1回だけ食べてよい。2か月間の経過後は、魚が欲しければ、1週間に2回食べてよい。黒色腫の場合、魚介類を含めた動物性食品を避けるが、どうしても欲しいときは、少量の白身魚を10~14日間に1回食べてよい。なお、調理の際は、蒸したりゆでたりする調理方法で、ダイコンおろしや生姜などを添える。

* サワードウ・ブレッド(sourdough bread)
サワードウ(天然酵母)を使ったパン(サワードウ・ブレッド、サワーブレッド)は特有の強い酸味と風味を持っている。小麦やライ麦の粉と水を混ぜてつくる生地に、乳酸菌と酵母を主体にして複数の微生物を発酵させた、伝統的なパン。


*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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