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クシマクロビオティックスから見た、癌の原因と対応方法について説明します。

なお、致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。

西洋医学以外に、どのような対処があり得るのかを知る意味で、情報をまとめています。
西洋医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

1 概要
癌は、日本人の死因の第1位となっており、およそ3人に1人が癌で死亡しているとされています。癌が日本人の死因第1位となったのは、1981年(昭和55年)のことで、それ以降、増え続けていると言われています。この30年ほどでは、癌の死亡者は倍以上になっています。
一方、他の国々では癌は減ってきており、先進国とされる国では、日本だけ癌が増え続けているそうです。

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癌は、数千年前からあったとされますが、20世紀になるまでは、世界的には稀とされていた病気でした。癌の発生と死亡率の急上昇は、飽和脂肪酸やコレステロール、砂糖、塩、加工食品が多い現代的な食事の普及時期と一致するとしています。
缶詰や瓶詰、冷凍食品、農薬を散布し化学肥料を使った慣行農法、電気や電子レンジを使った調理、ファストフード、食品への放射線照射、遺伝子組み換え食品、などの普及時期と、住んでいる土地の気候環境と全く違う地域から取り寄せられた食材が、身近な店で手に入るようになった時期と重なっているとしています。

1980年代以降、アメリカでは、上のような現代的な食事は、ほぼ全ての主要な癌と関連していると認識されています。

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癌の原因や進行と、食事の関連性が認められる一方で、(西洋医学の)医療現場での癌治療の大半は、化学療法や放射線治療、ホルモン療法、手術といった手段に頼り続けているのが現状となっています。こうした治療で現われた症状を除去できる場合もありますが、食事や環境の不均衡という疾患の潜在的発生原因を究明するものではなく、多くの場合に、このような医療処置は有害であり、症状をさらに悪化させていることがあるとしています。

海外、特にアメリカでは、代替補完医療の攻勢によって、近年では多くの医師や健康管理の専門家たちが、従来の医療処置と、栄養学や生活様式の変更などを取り入れた統合的医療処置を採用するようになってきたといいます。
この30年、アメリカでは多くの末期症例も含め、何千人もの人々が、癌の予防と治癒のために、マクロビオティック食事法を実践してきたとしています。
また、チュレーン大学ミネソタ大学、ミラノにあるイタリア国立腫瘍研究所をはじめ、様々な機関で、マクロビオティック食事法の実践についての取り組みの有効性が立証されているとしています。

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2 症状

癌には、以下のような症状が見られるとしています。

  • 慢性疲労
  • 臓器の局部的な痛みや軟化
  • 瘤や脂肪の堆積がある
  • 胸部や睾丸などの部位にしこりがある
  • 体重が減った
  • 食欲がない
  • 血便が出る
  • 便通や尿に異変がある
  • 異常な出血がある
  • 頻繁に発熱したり(何かの病気に)感染したりする
  • 感染に対して抵抗力が落ちた
  • しつこい咳や声がかれる
  • 脇の下や股間などのリンパ線が腫れている
  • ほくろやいぼの大きさや形状、色が変化した
  • 頻繁に骨の痛みがある

3 癌の兆候

4 癌の原因

5 癌に対するマクロビオティックのアプローチについて

6 癌への食事面からの対応

7 癌の陰陽

8 個別の症状について

8-1 乳癌
8-2 白血病
8-3 肺癌
8-4 膵臓(すいぞう)癌
8-5 前立腺癌および睾丸の癌(精巣癌)
8-6 肝臓癌
8-7 腎臓および膀胱癌
8-8 脳の癌脳腫瘍
8-9 骨の癌
8-10 悪性リンパ腫やホジキン病(ホジキンリンパ腫)
8-11 皮膚癌および黒色腫(メラノーマ)
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9 癌への食事面からの対応

10 留意点

  • 癌ができたり癌の疑いがあったりするときは、まず早急に西洋医学などで医師の受診を受け、状態を見きわめてもらうことが必要です。
    食事療法を望む場合には、医師の受信後に、マクロビオティックの専門家に食事法や生活様式の指針を仰いでください。
    なお、いかなる場合でも、医療処置の選択は、患者本人とその家族に委ねるべきであるとしています。
    また、西洋医学などでの医療処置を選択しない場合でも、癌患者は担当医師との連絡を保って、マクロビオティックによる取り組みを行った経過を追って、診断してもらうようにすることが望ましいとしています。
  • サトイモプラスタ―や生姜湿布など、外側への手当ては、経験豊かなマクロビオティックの指導者や専門家の指示なしに行わないこととしています。
    以前、ある種の癌に対する手当てとしてサトイモが使われたことがありましたが、サトイモの強力な作用のため、特に体の深部にできた悪性腫瘍の場合などに、かえって癌が周辺の臓器に散らばってしまうことがあるとしています。
    体の表面部の癌には、サトイモが使われることがありますが、一般的には、ジャガイモプラスタ―や青菜プラスタ―を行うほうが安全であるとしています。同じく、冷たいプラスタ―を貼る前には、生姜湿布のかわりに、熱いタオルを数分間当てるほうがよいとしています。
    往々にして、生姜湿布は刺激が強すぎて、癌を散らばせてしまうといいます。
  • 癌患者の症状によっては、東洋医学や鍼灸、その他の伝統的療法を、西洋医学の従来的医療と併用すると、効果が上がることがあります。
    この方法が望ましいと考えられる場合には、各分野で信頼できる専門家の指示を仰ぐようにすることとしています。
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