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クシマクロビオティックスから見た、乳癌の原因と対応方法について説明します。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

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日本で、新たに乳癌と診断された人の数は、2004年から5万人を超えているとされます。
とくに近年、激増しており、増加割合が最も高かったのは40才台とされます。最もリスクが高いのは50才前後とされますが、一方で、20代でも発症が認められるとしています。また、片方の乳癌になった人は、反対側も乳癌になる可能性が、ふつうの女性の約5倍になるとされます。

一説には、一生のうちで女性ホルモンにさらされている時期が長い人、つまり生涯のうち月経回数が多い人ほど、乳癌にかかりやすいといわれています。


▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。


1 原因
乳癌は、陰性な拡散性のある食品の摂取によって発生します。
主原因は、過度な陰性の食物および飲みものの摂りすぎ、とくに砂糖やはちみつ、チョコレート、牛乳や乳製品、果物や果汁、アルコール類、精白小麦粉を使ったパンなどの製品、薬品や添加物を含む加工食品の過剰摂取です。
また、上記のような陰性の食物および飲みものや、電子レンジを使って調理された食物が、乳癌の成長や転移を促進させるとしています。


2 対応方法
乳癌は2種類に大別され、1つは柔らかいタイプで、過剰な陰性の食物を摂取した結果として発生するもの。2つめは硬いタイプで、極陰性と極陽性の療法の食物を摂取した結果として発生するものとしています。

クシマクロビオティック食事療法での対応方法は、1つ目の柔らかいタイプが他の陰性の癌に対する食事方法と同様(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)になります。
2つめの硬いタイプは、標準食を基本とした中庸の食事内容となります。

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3 そのほか
注意点と乳癌への特別な料理や飲みもの、外側からの家庭療法など、多くの対応方法が紹介されています。全部は紹介しませんので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

対応方法のいくつかを紹介します。

  • 原因にある食品や、電子レンジを避けることはもちろん、小麦粉製品を含め、極端な食品は全て摂らないようにする。
  • 1日に1~2杯のスープ(味噌汁など)を毎日飲むとよい。
  • 動物性食品は、魚も含めて少なくとも1カ月、できれば2カ月間は避ける。
  • キャベツとニンジンのジュースを毎日、小さなカップに1~2杯、2週間飲む。その後、1日おきにさらに2週間飲む。

また、以下を マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版より引用します。

食物とガンとの関係についてのデータは何百となくあります。たとえば最近、イタリアで行われた、イタリア女性の食物と乳ガン発生に関する研究が、アメリカのガンの研究所から発表されました。
それを見ると、やはり牛乳、チーズ、バター、ミルク、乳製品を多くとっている女性のなかに圧倒的に乳ガンが多いのです。ほかのファクターはそんなに乳ガンに影響しません。ところが乳製品は、乳ガンに影響しています。

こういうデータは、いままでもたくさん出ています。ただそれを政府がとり上げたり、医学界がとり上げて、一般に広く知らせようとはしてこなかったのです。
現代の栄養学は相変わらず、ミルクを飲め、チーズを食べろ、肉を食べろ、砂糖はよい、とやっています。これは結局、そういう企業、業者と結びついているからです。政界の一部もそれらと結びついています。学者たちの研究費がしばしばそれらと結びついています。ですから現代栄養学にマイナスの結果が出てくると、みんなで無視するのです。

ここから、牛乳とその加工製品について筆者の憶測を述べます。
牛乳とその加工製品(たとえばパン類、ヨーグルト)に、女性ホルモンが含まれている可能性があることはご存知でしょうか?

牛乳は、牛のお乳ですので、出産したあとでなければふつう出ないと思います。
そのために、乳牛は、出産後もすぐにまた人工受精によって妊娠させられるそうです。利益のため、乳牛は、ほぼ年中に渡って妊娠状態におかれ、搾乳されることになります。一説ですが、搾乳の停止期間は次の出産の前の2ケ月間のみとされることがあるそうです。
牛乳は牛の血液から作られる訳で、当然のことですが、妊娠中の牛は大量の女性ホルモンを分泌しています。
そのため、全てではないでしょうが、牛乳には大量の女性ホルモンが含まれている可能性があります。

光のイメージ

ただし、牛乳は、基本的に、工場などでいろいろな原乳を混ぜ合わせて作られています。
たとえば、放射能の汚染がありそうなものを、汚染の少ないものと混ぜ、薄めて、基準内にしてから出荷するというようなことは、ふつうに行われていることと思います。
こうした混ぜ合わせる工程で、女性ホルモンが大量に含まれたまま出荷されている牛乳が無いのかというと、否定できないと考えます。むしろ、女性ホルモンは含まれていると考えたほうが自然ではないかと思います。

一生のうちで女性ホルモンにさらされている時期が長い人ほど、乳癌にかかりやすいと言われることがありますが、牛乳とその加工製品(たとえばパン類、ヨーグルト)を常食していると、女性ホルモンにさらされている時間が長くなるのではないかと考えられます。

牛乳や乳製品が、乳癌に影響するというのは、上記のような理由があるのかもしれません。


 

*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

*マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社

そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。

  • 地球と人類を救うマクロビオティック 久司道夫 文芸社
  • マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
  • マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版
  • 専門家への相談窓口
    クシマクロビオティックス・コンシェルジュ検定事務局
    住所:〒164-0003 東京都中野区東中野1-57-9 401 (株)スパイラルアップ内
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