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クシマクロビオティックスから見た、ハンチントン病の原因と対応方法について説明します。

ハンチントン病は、常染色体優性遺伝から発症する遺伝性の神経変性疾患とされ、舞踏運動と呼ばれる異常な不随意運動や、認知症、人格変化などの精神症状が特徴とされ、厚生労働省で指定された特定疾患とされます。

日本では、厚生労働省の特定疾患受給者証から調査したハンチントン病の有病率は、人口10万人あたり0.7人とされ、患者数は約800人程度と推定されます。日本の有病率は、欧米の約10分の1とされ、欧米の白人に多い病気とされます。

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ハンチントン病は、主に成人期に発症し、30~40才台での発症が最も多いとされます。約10%が20才以前に発症し、若年型ハンチントン病と呼ばれます。
発症の男女差はないとされます。

ハンチントン病は、優性遺伝で起こるために、発症者の多くで両親のどちらかがハンチントン病の罹患者とされますが、幼児期に発症した場合には、両親の罹患が分かる前であることもあるとされます。

ハンチントン病では、次のような症状が見られるとされます。

  1. 発病の初期
    細かい運動がしにくくなったり、自分の意思がないのに手足が勝手に動いてしまったり(舞踏運動)、うつ状態のようになったりする精神症状や行動の異常から、症状が現われはじめることが多い。そのため、急に、そそっかしくなったり、神経質になったりしたと、他人からは見える。
    箸を使ったり、字を書いたりすることが、うまくできなくなることが多い。同じ動作を続けられなくなり、ものを落としたり転んだりする。
  2. 運動症状
    全般的に動作がしにくくなり、手伝いが必要になる。歩行も不安定で転びやすくなる。自分の意思がないのに、勝手に顔や四肢がすばやく動く(舞踏運動)。手足や首の不規則な動きや顔をしかめる、舌うちなどの症状が目立つ。

  3. 精神症状
    何かを計画して実行する能力や全体を把握する能力が阻害される傾向があり、怒りっぽくなったり同じことを繰り返したりするような、行動の変化や性格の変化が目立つ。認知症とは違って、物忘れや記憶障害は目立たない。うつ状態が強くなることもある。

  4. 症状の進行
    症状が進行していくと、無責任な行動や徘徊が見られるようになり、記憶が失われて合理的な思考も失われる。重度の認知症の状態になり、寝たきりになって、24時間の介助が必要な施設への入所が必要になる。

一般的には、ハンチントン病は、慢性的に進行して悪化し、発病から10~20年で失外套(しつがいとう)状態*に陥って、死亡するとされます。死因では、低栄養や感染症、窒息、外傷が多いとされます。

従来的医療では、ハンチントン病は治癒不能とされ、不随意運動や精神症状を軽減してコントロールするために、抗精神病薬や鎮静薬、降圧剤の投与などの治療が行われるのが一般的とされます。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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▼原因

マクロビオティックの観点からすると、ハンチントン病は、両極端な食事の組み合わせによって起こるものであり、特に動物性食品と砂糖によるものとされます。

けいれん性の動きや記憶喪失、長引く震えなどの症状は、すべて陰性なものであり、人体の陽性な収縮力が疲弊して起きるとしています。また、一部の患者に見られる陽性な、徘徊や無責任な行動は、過去に動物性食品や塩気の多い食品、焼いた食品などを摂取した上に、現在も摂取し続けていることを表しているとしています。

ハンチントン病は遺伝病とされていますが、受け継がれているのは、遺伝子要因というよりも、似通った食事の取りかたであり、この要因が発症のトリガーになっている部分が大きいとしています。

この疾患を患う親の子どもであったとしても、バランスの取れた食事をしていれば、この疾患にかかる心配はないとし、次の世代の子どもたちに疾患を持ちこす心配はないとしています。

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▼症状の予防と解消

陰陽両極端な症状に対応した、中庸の食事に従います。

神経の全てが、完全に損傷されている場合以外、マクロビオティック食事法の実践は、症状の解消に効果的であるとしています。

 

* 失外套(しつがいとう)状態:
前頭葉を含む大脳皮質全般(外套)の部分で、脳炎や外傷、中毒などの障害によって起こる症候群。大脳の機能が失われることで、自発性が欠如し、自分から話をしたり動いたり、認識したりすることがなくなって、精神的な反応がほとんどなくなってしまった状態を指す。


THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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