クシマクロビオティックスから見た、腸炎の原因と対応方法について説明します。
腸炎は、腸の一部または全体に、炎症や出血、壊死などが起こる症状で、細菌やウイルスへの感染、食中毒、アレルギー、抗生物質の副作用など、様々な原因から起こるとされます。
症状には、急性と慢性の2種類があり、下痢や便秘、腹痛、発熱、その他の症状が伴うことが典型的としています。
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急性腸炎は、痛みを伴って、下痢や血便、発熱、吐き気、嘔吐なども見られるとされます。
一方、慢性腸炎は、徐々に進行し、多くの場合で陰陽両極端な食品の摂取が原因とされます。あるときは下痢をして、またあるときには便秘をするといったような、不規則な便通が主要な症状とされます。
従来的医療では、腸炎は、症状を軽くするための対症療法として吐き気止めや整腸剤、下痢止めの薬品が処方されたり、感染性の場合には抗生剤が処方されたり、脱水の症状がある場合には点滴が行われたりすることが一般的とされます。
マクロビオティックの観点からすると、腸炎は、陰陽両極端な食品の摂取で引き起こされるとされます。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明しています。
▼症状の予防と解消
慢性腸炎の場合、標準的なマクロビオティック食事法を行い、味噌や醤油、納豆、その他の発酵食品を多めに摂るとよいとしています。
食事は、陰陽両極端が併合した症状の場合には、中庸の食事に従います。
また、梅干しも頻繁に摂るようにするとしています。
急性腸炎で、極陰性な飲食物の過剰摂取が原因のときは、患部に熱い生姜湿布を行い、極陽性な飲食物の過剰摂取が原因のときは、患部に青菜プラスタ―などの冷たい湿布を行うとしています。
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THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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