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現時点で使いやすいと考えられる、微生物由来の肥料などについて説明します。

筆者が考えているのは、やはり江戸時代に実現されていた循環社会の現代化ということです。

つまり、自宅のし尿を無害化処理して、肥料にするシステムです。筆者も導入を考えています。

あ・うんユニット

ユニットの説明イメージ

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簡単に説明すると、あ・うんユニットとは、EMBCの開発者、高嶋康豪博士の技術監修により開発され、合同会社あ・うんより販売されている、家庭の浄化槽(トイレの浄化槽)に設置して、汚水を複合発酵技術によって発酵・浄化し、液肥として活用するシステムです。

百聞は一見にしかずということで、筆者も実際に見てきました。

お伺いしたのは、埼玉県日高市にある柳田ファームさんです。

柳田ファームさんでは養豚業をされていますが、不快な匂いがありません。

ユニットのイメージ2

ユニットのイメージ1

豚たちのし尿を発酵させています。脇には、ハスがよく育って。

ユニットのイメージ4

ふつうにトイレを使って、水洗式トイレで水を流すと、その流した分の汚水(トイレットペーパーなども含まれている。汚泥?)が発酵・浄化され、液肥になるというものです。

流す水を含めて、毎日トイレを使った分の汚水が、1日で液肥化されると。
トイレの使用頻度や、何人でトイレを使うかにもよりますが、仮に4人家族だとすると、1日に100リットルくらいは液肥ができてくることになるようです。

筆者が見せていただいた標準的なタイプでは、2段階で発酵させているということですが、トイレからし尿が流れ込むほうの、1次発酵槽というのか、こちらですでに不快な匂いなどはありませんでした。

ユニットのイメージ5

さらに飲用可能なレベルに浄化するためのオプション?もあるそうです。

ユニットのイメージ7

柳田ファームさんでは、液肥化された水をエナジー水と呼んでいるようですが、酵素水ということです。柳田ファームさんでは、蛇口をひねると、この液肥(酵素水)が出るようにしてありました。ふつうはできた分だけ、畑などに流すようにしておけばいいようです。

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酵素とは、生物が、消化や代謝など、物質を変化させて使うために必要不可欠な、体内で合成された物質で、蛋白質を元にして作られるものとされます。
人間の体内では、およそ3000種類を超える酵素が発見され、今も生化学分野で研究が進んでいるとされます。
なお発酵食品には、この酵素が豊富に含まれているとされています。

この液肥(酵素水)を土壌にまくと、微生物が活性化されて、土壌の改善に効果が出るようです。

自給目的でない、販売目的で行う農業では、この液肥(酵素水)を、EMBCの複合発酵モルトや複合発酵固形バイオと併用し、さらに効果を高めていくようです。

高嶋開発工学総合研究所のサイトを見ると、複合発酵技術は、放射能汚染の低減にも効果があるようです。

あ・うんユニットでは、この複合発酵技術を使い、好気性微生物と嫌気性微生物、通性嫌気性微生物の3種類を共生させ、複合的に発酵させているそうです。

なお、単体で培養したり抽出したりできる微生物は、微生物全体の1%でしかなく、残り99%の微生物の性質や効能は、今だ解明できていないとされます。
そのため、複数種類の微生物が、共同して働いた場合に、どういった効能があるのかも今だ解明できていないということです。

つまりは、科学がまだ追いついていないということだと考えられます。

が、いわゆる口コミで広がり、進んだ人からこうしたシステムの導入が進んできているようです。

気になる方は、実際に見て、確かめるといいのではないかと思います。

こうしたシステムを使って、環境を浄化しつつ、自給的な生活を送るのはいかがでしょうか。

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