クシマクロビオティックスから見た、背中の痛みの原因と対応方法について説明します。
背中の痛みは、主に脊柱の周りの筋肉が張りつめた結果として起きるもので、腰の湾曲部や首の付け根などに起こりやすいとされます。
症状は、痛みや硬直、重いものを持ち上げたりしたあとに起こる腰の痛み、長時間立っていたり座っていたりしたあとに起こる背中の中央から腰の痛みなどがあるとされます。
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従来的医療では、背中の痛みには、抗炎症剤や鎮痛剤、筋弛緩剤などの薬品が処方されるのが一般的とされます。重症の場合には、神経に麻酔薬などを注射して痛みを感じないようにする神経ブロック療法や外科的な手術なども行われるとされます。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
▼原因
一般的な背中の痛みは、座ったままの生活や運動不足、悪い姿勢、ストレス、緊張、睡眠不足などが原因とされます。
しかしながら、マクロビオティックの観点からみると、背中の痛みや筋肉を緊張させる主要な原因は、極端な食品の長期に渡る摂取であり、こうした食品を摂取した結果として、乳酸の堆積など体内の酸性状態が発生し、筋肉が衰弱するものであるとしています。
こうした食品の中でも、動物性蛋白質が特に筋肉に損傷を与えるものであり、症状の解消には、すべての肉類や卵、乳製品などを避けることが必要としています。
一方では、砂糖類やその他の精製甘味料、精白穀物、大量の果物や果汁、熱帯産食品、刺激物、スパイス類、アルコール類、薬物などの極陰性食品は、過剰な拡散性作用を持つために、筋肉の腫れや炎症、硬直、緊張、痛みを引き起こすとしています。
このような食品の摂取をやめて、バランスの取れたマクロビオティック食事法を実践すると、正常な筋肉の状態が回復され、症状を解消するために役立つとしています。
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▼症状の解消
陰陽両極端な症状に対応した、中庸の食事に従います。
なお、症状に応じて、微調整をしながら実践すると、痛みの潜在的要因の解消に役立つとしています。
▼留意点
- 背中の痛みは、他の重症な疾患によって引き起こされている場合があるとされます。
以下も参照することとしています。
骨の癌
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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