クシマクロビオティックスから見た、心臓疾患および循環器系疾患の潜在的な症状のうち、心不全の原因と対応方法について説明します。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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心不全は、一般的に、左右どちらかの心室が衰弱して、血液を身体に循環させる心臓のポンプ動作を妨げる症状を指します。
高血圧やアテローム動脈硬化症、心臓発作、脳梗塞といった心臓や血管の疾患の結果として引き起こされるとしています。
また、次の2種類が心不全の例として挙げられ、説明されています。
- うっ血性心不全
うっ血性心不全は、ポンプ動作を行う心室に、体液が溜まる症状とされます。
もっともよく見られる症状は、高血圧や動脈硬化により、左心室が侵されて起こる、左側の心不全です。このために、肺のうっ血や動悸、息切れが起こるとしています。 - 右側の心不全
右側の心不全は、より陰性な症状とされ、肺の疾患や合併症、心臓弁の疾患、毛細血管のうっ血によって引き起こされる場合が多いといいます。
右心室が衰弱すると、血液が静脈に逆流し、周辺の組織や細胞にあふれ出て、次第に腹部や手足の先が膨張してくるとされます。
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▼症状の予防と解消
心不全の程度は多様で、軽症のものから命の危険を伴う重症のものまで様々にあるため、そのための食事療法も多様とされます。
大半の場合、陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従うことが安全であるとしています。
特別な料理として、以下を摂るとよいとされます。
- きんぴらスープ
- 玄米炒めご飯
- 卵醤(3日以上続けて摂らないこと)
*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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