クシマクロビオティックスから見た、心臓疾患および循環器系疾患の潜在的な症状のうち、低血圧の原因と対応方法について説明します。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
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▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
低血圧には、ふつう下のような2種類の症状が見られるとしています。
- 陰性症状の低血圧
高血圧が極まった状態で、心臓機能が破綻し、血圧が異常に高い数値から急降下して起こった低血圧のことです。
原因は、質のよい塩分やミネラル、全粒穀物、新鮮な野菜など植物性食品が不足し、砂糖や菓子類、果物、果汁といった極陰性食品を摂りすぎです。- 症状の予防と解消
標準的なマクロビオティック食事法に従います。食事指針は、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)になります。
特に、コンブなどの海藻を取り入れて、毎日の調理方法をやや陽性に調整するとよいとしています。Sponsored link
- 症状の予防と解消
- 陽性症状の低血圧
極陽性もしくは収縮過剰な症状で、長期間に渡って、肉などの動物性食品や塩、焼いた食品、小麦粉製品、長時間調理した腹もちのいい陽性の食事を摂り続け、バランスが取れた中庸の食品を摂取することが不足し、結果として心臓が締まりすぎたことによる低血圧のことです。- 症状の予防と解消
標準的なマクロビオティック食事法に従います。食事指針は、陽性傾向に対応した食事(標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)になります。
調理や味つけは、やや軽めに調整し、緑や白色の葉物野菜を多めに摂るとよいとしています。
- 症状の予防と解消
*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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