原爆の被爆後4カ月め以降に生じたとされる、原爆の後障害について説明します。
後障害のなかで、特に問題になるのが癌や白血病をはじめとした致命的な病状ですが、こちらについては、原爆に特有の症状というものは特に存在しない、とされるようです。
つまり、放射線障害に起因する症状の対応方法は、通常の症状と同様になるようです。
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長崎大学原爆後障害医療研究所の資料収集保存・解析部から引用します。
原爆の医学的影響
長崎大学名誉教授 西森一正先生
b.原爆後障害
時期的には,被爆後4カ月以降,原爆とくに放射線の影響により生ずる可能性のある疾患を後障害と呼んでいます。とくに問題となるのは白血病や各種の癌ですが,後障害の調査研究で特に難しい点は原爆とは無関係に生ずる一般的な白血病や癌と原爆によるものとの相違が全くないということです。従って被爆線量と疾病との関係を疫学的に非被爆者と対比して推測するしかありません。
即ち原爆特有の白血病とか癌はないということです。勿論,実験データーは参考にいたします。
なお筆者がときどき見ているツイッターがあります。
それによると、やはり健康被害が増えているように感じられます。
それも、子どもたちや20代、30代~40代が病に倒れている状況が見えてきます。
また、ネットだけではなく、筆者の身の回りでも、ちらほらと話を聞くようになっています。
おそらく、本当の事実が明らかになるのは先のことなのでしょうが、もし身の回りで倒れた話を見聞きしたら、できることから実践してほしいと思っています。