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クシマクロビオティックスから見た、宇宙の法則について、筆者の意見を交えながら説明します。

筆者は、これまで全くと言っていいほど、宇宙の法則や宇宙的なものには縁がなく、理解できていない状態なのですが、マクロビオティックでは、食事法を包括するものとして宇宙原理が説明されています。

このサイトの他のコンテンツで宇宙の話を扱い始めたのですが、筆者にはバックグラウンドがなく、理解するためには、何らかの勉強が必要と考えていたところ、クシマクロビオティックでも、説明されていたことを思い出しました。

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これらの宇宙原理は、人類の歴史のなかで、あらゆる時代に、いろいろなところで発見され、理解され、表現され、すべての宗教や精神、哲学、科学、医学、社会的伝統に、普遍的な、共通の基盤となってきたものとされます。

マクロビオティックで説かれる宇宙の原理は、これらの理論をもとに、桜沢如一がまとめあげたものとされ、教えを受け継いでいるクシマクロビオティックスでも、同じように宇宙原理が説明されています。

マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日貿出版社より引用します。

■宇宙の秩序 7つの原則

  1. すべてのものは、唯一なる無限から分化した。
  2. すべてのものは変化する。
  3. 対立するすべてのものは、相補的である。
  4. 同一のものはなに一つない。
  5. 表があれば、かならず裏がある。
  6. 表が大きければ、裏も大きい。
  7. 始めあるものには、終わりがある。

■無限宇宙の12の変化の法則

  1. 一なる無限は、永遠に変化する相補的、対立的な性質の「陰」と「陽」として現われる。
  2. 陰陽は、一なる無限である宇宙の永遠の運動のなかからたえず現われる。
  3. 陰は遠心的であり、陽は求心的である。陰と陽がたがいに作用してエネルギーと森羅万象を作り出す。
  4. 陰は陽をひきつけ、陽は陰をひきつける。
  5. 陰は陰をはねつけ、陽は陽をはねつける。
  6. 種々異なった割合で融合した陰陽は、それぞれ異なった現象を作りだす。現象のなかでのひきつけ(牽引)とはねつけ(排斥)の作用は、陰陽の力の差に比例する。
  7. すべての現象は無常であり、陰陽の力の構成はいつも変化している。陰は陽に、陽は陰に転ずる。
  8. 絶対的陰、あるいは絶対的陽であるものは、なに一つない。すべてのものは程度の差こそあれ両性をあわせもっている。
  9. 完全に中性のものはなに一つない。どんなものでも陰か陽のどちらかが勝っている。
  10. 大陰は小陰をひきつけ、大陽は小陽をひきつける。
  11. 極陰は陽を生みだし、極陽は陰を生みだす。
  12. すべてのものの中心部は陽であり、表面は陰である。

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この宇宙原理は、同じものが、古事記(712年)や日本書紀(720年)の中にも出てくると説明されています。

これら陰陽の宇宙原理は、ユダヤ教や道教、神道、仏教、キリスト教、ゾロアスター教に共通した、直観的な宇宙理解であるとされます。

つまり、理論自体は新しいものではなく、古代中国の教えなど、古くからあった普遍的な理論をもとに、時代に合わせてまとめ直したものであると、筆者は理解しました。

そして、この陰陽の原理は、桜沢如一と協力者たちによって総合的に解釈され、宇宙秩序のほぼ全域を論じつくし、それを食生活をはじめとする生きかた全般に応用したものが、マクロビオティックであり、マクロビオティックとは、巨視的な宇宙観や宇宙の秩序に従った生活の道を意味するとしています。

宇宙のイメージ

また、マクロビオティックの実践は、宇宙秩序を理解して、意識を正しい方向に向かわせるに留まらず、生活全般に宇宙法則を正しく取り入れることであるとしています。

筆者も遅ればせながら、この法則を学ぶに至りました。

こうした法則が、今まさに必要な時代であると思いますので、勉強していきたいと思います。


マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社

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