クシマクロビオティックスから見た、湾岸戦争症候群の原因と対応方法について説明します。
湾岸戦争症候群の原因は、劣化ウランを使った爆弾ではないかといった話があります。ほとんどの日本人には、直接関係がないとは思いますが、参考までに説明を載せておきます。
なお、311震災の直後に、千葉県の市原にある工場で爆発が起きました。この工場には、大量の劣化ウランが保管されていたらしいという話があり、東京東部や東京湾岸地域、千葉が汚染されたのではないかといったことがありました。何もなく杞憂であったと考えたいですが、この劣化ウランへの対応策として何かの参考になるかもしれません。
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実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状や、致命的な事故などにつながることが疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
湾岸戦争症候群は、1990~1991年に、アメリカがイラクに対して行った湾岸戦争に従軍したアメリカ兵に見られた一連の症状とされます。
一説では、従軍したアメリカ兵約70万人のうち、5000人から8万人が罹患したと言われています。
症状は、疲労感や肌の発疹、頭痛、筋肉や関節の痛み、記憶喪失などがあるとされます。
重度の場合には、重症の神経疾患を患い、身体障害に陥ったものも見られるとされます。
なお、アメリカ国防総省と復員軍人省の調査では、疾患の存在は報告されてはいるが、原因究明には至っていないとされます。
▼原因
以下のような複数が、考えられる原因とされています。
- サリン(致死性の神経ガス)
- 臭化ピリドスチグミン(神経ガスの作用に対抗するため、アメリカ兵に支給された薬品)
- 劣化ウラン(濃縮過程で出るウランの残りカスとされる。砲弾や戦車の装甲に使われたとされる)
- 炭そ菌とボツリヌス菌に対するワクチン接種(炭そ菌とボツリヌス菌を使った致死性の生物化学兵器に備えて、配備前にアメリカ兵が摂取したとされる)
上述の4物質は、いずれも極陰性な作用をもたらし、拡散性や急速な分解力、退行性傾向を起こすものとされます。
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現代的な食事によって、すでに免疫機能が弱っている兵の場合、特に砂糖やアルコール類、薬物、医薬品を大量に摂った場合に、症状がより助長され、危険率が高まるとしています。
上記の生物的物質や化学的物質、核物質は、有害であり排除すべきものであるが、同じ部隊に所属して同じ刺激にさらされていても、人によって反応に違いが見られる事実は、健康状態や免疫機能には、深く根本的な問題が関与していることを示唆するものであるとしています。
▼症状の解消
極陰性な症状の場合、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)になります。
陰陽両極端な症状の場合、中庸の食事に従います。
やや強めの調理法と多めの調味料にすることが効果的であるとしています。
また、以下のような注意点があります。
- 梅しょう番茶を週に2~3回飲むと、疲労感を緩和してエネルギーを回復させ、記憶や神経機能の向上に役立つ。
- 腎臓の上に生姜湿布を1週間に2~3回行うと、循環が促進されて、停滞が解消される。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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