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クシマクロビオティックスから見た、恐怖症や強迫観念、衝動強迫の原因と対応方法について説明します。

恐怖症や強迫観念、衝動強迫に取りつかれると、以下のような行動が現われるとされます。

  • 潔癖症
  • 過去の行為をいつまでも悔やむ
  • 何かにつけて手を洗い続ける
  • 故意または無意識にある行為を行ったり、音をたてたり、思考を繰り返したりする
  • 高所恐怖
  • 閉所恐怖

現代の精神医学では、こうした行動は、幼年期の、成長に従って抑圧されてきた無意識的な願望や希望の結果から生じると考えられているとしています。

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現在、脳の研究者や心理学者の多くは、強迫神経症(OCD)とは、生化学的な不均衡であり、特にセロトニンなどの神経伝達物質のレベルが低下することによるものであるとしています。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

▼原因

マクロビオティックの観点からすると、強迫的、観念的な行為や衝動強迫的な行為を引き起こす原因の大半は、食事の誤りとされます。

個々の場合で、ある特定の食品や特定の食品の組み合わせが、こうした症状を引き起こす主原因になっていることが分かるとしています。

潜在要因を見極めるには、陰陽の見かたを使うとよいとしています。

たとえば、高さを例にして考えてみると、陰性なエネルギーは地球の中心から発生し、上昇とともに強度が増していくため、高所は、陰性に分類されるとされます。

高所恐怖症は、(飛行や高い所に登る、高層ビルの高い場所に反発する)陰性過剰な状態、または(陰性に分類される高所と融合できない)陽性過剰な状態によって引き起こされるとしています。

また、潜水艦で深海に潜ったり、洞窟に入ったり、地下室に行ったりするような、深さに対する恐怖心は、(陽性の下降エネルギーに反発する)陽性過剰な状態または(あまりに気弱で臆病、不安なため陽性の下降エネルギーと融合できない)陰性過剰な状態によって引き起こされるとされます。

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他には、次のような恐怖があるとされ、双方がお互いに関連しているとしています。

  • 小さな部屋や狭い場所(=陽性過剰)などの環境を恐がる
  • 大きな部屋や広い場所(=陰性過剰)などの環境を恐がる
  • 火や明り、熱(=陽性)などを恐がる
  • 水や暗闇、冷たさ(=陰性)などを恐がる

▼症状の解消
恐怖は腎臓と関連性があり、恐怖症には、腎臓または膀胱の機能不全が伴う場合が多いとしています。

陽性過剰な状態の場合、陽性傾向に対応した食事(標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。

陰性過剰な状態の場合、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。

また、陰陽両極端な要因が複合して起きた状態の場合、陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従います。

また、以下のような注意点があります。
一部を紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

  • 強迫神経症の大半は、人工的に処理され、加工され、遺伝子組み換えされている食品の摂取によって起きているとしています。
    また、こうした食品には、農薬散布での栽培や添加物の入った加工食品、缶詰、瓶詰などが含まれるとしています。
    何かにつけて手を洗い続ける症状は、主に缶詰や瓶詰、冷凍食品の摂取によって引き起こされることが多いとされます。
    こうした食品は、細菌を殺す目的で、化学薬品が添加されたり、化学的な加工処理が行われたりしており、手を洗い続ける行為は、こうした機械処理過程を反映する、反復行動であるとしています。
    この場合、右手と肝臓、左手と脾臓の関連性があり、無意識にこれらの臓器に刺激を与え、肝臓が管轄する血液内や、脾臓が支配するリンパ液中の、殺虫剤や除草剤、防腐剤のような不純物の浄化を促進させているとしています。強迫神経症の一般的な食事指針は、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
    そして、動物性食品が主要原因で、現在も摂り続けている場合は、陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従います。

THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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