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クシマクロビオティックスから見た、季節性感情障害(SAD)の原因と対応方法について説明します。

2016年は、記録的ともいえる日照時間の不足により、野菜類の高騰が起こっています。秋を感じることが少ないまま、冬になってきてしまった地域もあるのではないかと思っています。季節の移り変わりにも変化が見られるようになってきているため、対応方法について見ておきたいと思います。

季節性感情障害(SAD)とは、Seasonal Affective Disorderの略語で、季節の移り変わりによって、気分や身体の機能に極端な変化が現われるものとされます。

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季節では、春から夏にかけてよりも、秋から冬にかけてが起きやすいとされ、一般的には、冬季うつ病が知られているとされます。なお、男性よりも女性のほうが4倍ほど発症しやすく、近年では若い女性に多く見られるとされます。

また、季節性情動障害とも呼ばれるとされます。

季節性感情障害(SAD)では、次のような症状が見られるとされます。

  • 気分の落ち込み
  • 活力の低下
  • 短気
  • 過食(砂糖や菓子類など甘いもの、精製炭水化物を欲しがる傾向)
  • 過眠

こうした症状は、10月から11月に現われることが多いとされ、日照時間が長くなるころに解消され始めるとされます。

従来的医療では、季節性感情障害(SAD)には、次のような治療が行われるとされます。

  1. 日光を浴びる光照射療法。
  2. SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors、選択的セロトニン再取り込み阻害薬)など、抗うつ剤の処方。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。
ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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▼原因
マクロビオティックの観点からすると、季節性感情障害(SAD)は、脂肪や蛋白質、糖分、塩分が過剰に含まれている、アメリカ的な無秩序な食事が原因とされ、加えて、季節の推移に合わせた調整が無いことにあるとされます。

冬が終わって春になると、大地のエネルギーが立ち昇って活発化し、真夏に頂点になるとされます。この期間は、新鮮な青菜や野菜、みずみずしい果物といった軽くて拡散性を持った食品を摂って、調理法は軽めにし、塩分や調味料も控えめで、水分を多めに摂るようにするとしています。こうすることで、温かく乾いた環境と、太陽の降り注ぐ季節とのバランスが保たれるとしています。

一方、秋から冬にかけては、エネルギーが変化し、収縮し始めるとされます。木々は落葉して動物も冬眠に入り、雪や氷に覆われます。この期間は、滋養たっぷりの穀物や根菜類、乾物など、強力な収縮性のある食品を摂って、調理法は火をよく通したやや重めにし、塩分や調味料も多めにして、水分は控えめに摂るようにするとしています。こうすることで、寒く湿った環境と日差しの少ない季節とのバランスが保たれるとしています。

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しかしながら、現代的な食事では、もはや季節を無視して、まったく異なる気候環境から食品をかき集めるようになったとしています。人々は、冬でもパイナップルやマンゴーなどの熱帯産食品を食べ、夏に焼肉など重い動物性食品を食べているとしています。

スーパーでは、1年中あらゆる季節の食品が揃えられているため、自分が住む環境の、季節の変化に対応した食べかたをしなくなれば、自然との調和から逸脱していくのは当然であるとしています。

季節性感情障害(SAD)は、陰陽両極端な食事の組み合わせによって引き起こされるとされます。

肉類や卵などの脂肪分やコレステロールを多く含んだ動物性食品、チーズやアイスクリームなどの乳製品、ピザやクッキーなど硬く焼き締めた小麦粉製品、マヨネーズとサラダドレッシングを含めた、ありとあらゆる種類の脂っぽい食品、熱帯産の果物や野菜などを大量に摂取したことによるものとしています。

▼症状の解消
陰陽両極端な症状に対応した食事に従います。

全粒穀物や調理した野菜類、特に秋から冬にかけての甘いカボチャ類、玉ねぎ、キャベツなどを使った料理を食べると、砂糖や炭水化物への欲求が抑えられるとしています。

ほかに以下のような注意点があります。一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

次のようなニンジンとダイコンの飲みものを作って飲むとよい。1週間に数回、数カ月間飲むと、体内に蓄積された古い脂肪分を排出するために役立つ。

  1. ニンジンとダイコンを、それぞれ2分の1カップずつ、細かくすりおろして鍋に入れる。すりおろしたものは、長時間置いたままにせず、2カップの水を加えて静かに沸騰させる。
  2. 海苔を3分の1枚と、梅干し2分の1個を加えて、すりおろした野菜と一緒に約3分煮る。
  3. 野菜を煮たものに、醤油を数滴入れる。

また自然の中で過ごすことが重要であるとされます。


THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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