クシマクロビオティックスから見た、末梢神経障害の対応方法について説明します。
末梢神経系は、脳と脊髄を走る中枢神経系以外の、すべての神経のことを指します。末梢神経系には、神経線維や脳細胞、ミエリン鞘、その他の損傷を含め、様々な疾患が見られるとされます。
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末梢神経障害は、一般的に、筋委縮性側索硬化症(ALS)などの神経筋接合部の疾患と、神経叢(しんけいそう)の電気的活動が損なわれてしまう神経叢疾患、手や首、肩、腕などに異常な感覚が生じる胸郭出口症候群、手根管(しゅこんかん)症候群、次第に筋肉の衰弱やまひが進み、死に至ることもあるとされるギラン・バレー症候群などに分類されるとしています。
より簡単に言うと、手足のしびれのほとんどは、末梢神経障害によるものとされます。
こうした末梢神経障害が起きる要因は多岐に渡り、発症した部位や症状、個人の食生活、個人の生活様式などに基づいての判断が必要としています。
たとえばギラン・バレー症候群は、まず足に症状が現われ、次第に上に登って腕に見られるようになることから、陽性なものであることを示しているとされます。
肉類や卵、その他の動物性食品の過剰摂取に加え、塩分やパンなどの硬く焼き締めた食品を大量に摂取したことが、潜在的な要因とされます。
また、砂糖や牛乳、スパイス類、刺激物、その他の極陰性な食品は、症状の進行を促進させるとしています。
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実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
▼症状の予防と解消
陽性傾向に対応した食事(標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
以下の注意点があります。
- 熱いタオルの湿布または生姜湿布を行うと効果的。
ただし腫れや炎症が見られる場合、代わりに豆腐や青菜のプラスタ―、大きな緑色の葉を患部の上に当てるなど、冷たい湿布を行う。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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