クシマクロビオティックスから見た、腎臓疾患の原因と対応方法について説明します。
腎臓疾患は、腎臓の機能が失われた状態のことを指し、致命的な退行性症状を誘発する危険性があるとされます。
日本では、色々な種類がある腎臓病を、総称してCKD(Chronic Kidney Disease=慢性腎臓病)と呼ぶようになっています。日本腎臓学会による2008年の統計では、日本の成人の8人に1人、およそ1330万人がCKD患者と推計され、治療が必要なレベルの患者も約600万人いるとしています。
腎不全では、腎臓の機能がおよそ20%くらいに低下するまで、身体の異変や不調が見られないこともあるとされ、徐々に症状が進行していても、気づいていない人が多く、定期的な検査以外では見つけることができないとも言われます。
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▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
腎臓疾患は、糖尿病やアテローム動脈硬化症、高血圧、その他の慢性的症状のために、腎臓への血流が阻害されて起きる場合もあるとされます。また、先天性の異常や毒物への曝露、化学薬品への曝露、薬物中毒、激しいスポーツなども、腎臓の機能低下や機能不全につながる可能性があるとされます。
このうち、最も典型的な症状は、尿などの窒素を含有した老廃物が過剰に血中に溜まる、尿毒症であるとしています。
ふつう腎臓は、尿素を尿の中に排出していますが、長期間に渡って食事の不均衡があると、結果として腎臓の機能が弱まり、老廃物が血液中にまき散らされて、吐き気やおう吐、無気力、眠気などを引き起こして、次第に腎不全に陥っていくとしています。
従来的医療では、一般的に、悪化を遅らせるための投薬や人工透析、移植などの治療が行われるとされます。
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▼症状
以下の症状が見られるとされます。
- 手足の腫れ、むくみがある
- 頻尿
- 息切れ
- 血圧の上昇
- 喉の渇きがある
- 口臭
▼症状の解消
陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従います。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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