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クシマクロビオティックスから見た、腎臓または膀胱の結石の原因と対応方法について説明します。

結石は、痛みの王様(king of pain)とも呼ばれ、激烈な痛みを伴うことがしばしばであるとされ、一説には日本人男性の11人に1人、女性の26人に1人が、生涯のうち1度は罹患すると言われます。

尿路結石の多くは、腎臓の中でできる腎臓結石で、これが尿管に降りてきたものが尿管結石、膀胱の中にあるものを膀胱結石、尿道に降りてきたものが尿道結石とされます。
また、腎臓結石と尿管結石を「上部尿路結石」と呼び、膀胱結石と尿道結石を「下部尿路結石」と呼びます。このうち、上部尿路結石が結石の9割以上を占めるとされます。

陰陽両極端な食品の過剰摂取は、腎臓や膀胱に結石をできやすくするとしています。

緑道のイメージ

腎臓や膀胱の周囲に、過剰な粘液や脂肪が蓄積すると、結晶や結石、嚢胞、場合によっては腫瘍が作られていくとされます。

こうした堆積物の大きさは、砂粒や小石、ゴルフボール大まで様々で、腎臓や尿管、膀胱の内部細胞の間にある微細な網状の組織を塞ぎ、脚に水分が溜まって、腫れや衰弱を引き起こす要因になるとしています。

また、現代的な食事は、排出経路に結石を作りやすい食品が多く含まれているとしています。たとえば、全ての動物性食品を含む高脂肪、高蛋白の食品と、アイスクリームやシャーベット、ヨーグルト、凍らせた果汁、清涼飲料水、冷水のような、冷たく冷やしたり、凍らせたりした食品の組み合わせは、体温を下げ、腎臓を収縮させて、堆積物や結晶を徐々に硬化させるとしています。

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従来的医療では、一般的に、5mm以下の結石では、尿とともに自然に体外に排出されるため、大量の水と痛み止め、排出促進剤を飲むよう、医師から指示される場合が多いとされます。そして結石が5mm以上で、症状がある場合や他の合併症を伴う場合には、ESWL(体外衝撃波砕石術)を行うとされます。

しかしながら、このような治療は、痛みを解消して障害を一時的に取り除いたとしても、症状を発生させた潜在要因は究明されず、解消されないため、食事内容を変更しない限り、いずれ結石が再発することが多いとしています。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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▼症状の解消
陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従います。

以下の注意点があります。一部を紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

  • 湯を大量に飲むとよい。特に熱い茎番茶を飲むと、閉塞が解消して、結石の排出が促進される。

THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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