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クシマクロビオティックスから見た、統合失調症の原因と対応方法について説明します。

統合失調症は、日本ではおよそ100人に1人程度の頻度で見られる、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患で、軽い一時的な症状から、慢性な本格的な症状まで多岐に渡るとされます。

本格的な症状では、人格の分裂や錯覚、幻覚、突飛な発言、理性を失った振る舞いなど、様々な精神面の症状や奇妙な行動を示すとされます。

2008年の厚生労働省による調査では、ある1日に、統合失調症やそれに近い診断名で医療機関を受診している患者数が25.3万人とされ、この数値から推計した受診中の患者数は79.5万人とされます。

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発症は、10代後半から30才台の思春期から青年期が多く、10代後半から20才台が発症のピークとされます。従来では、発症の頻度に大きな男女差はないとされていましたが、近年の報告では、男性にやや多いとされます。
一方、中学生以下や40才以降の発症は少ないとされています。

従来的医療では、統合失調症は、薬物療法と心理社会的な治療を組み合わせて治療を行うことが一般的とされます。このうち薬物療法では、以前から使われていた定型抗精神病薬と、最近になってから使われ始めた非定型抗精神病薬の、2種類の抗精神病薬が使われるとされます。

しかしながら、これらの医薬品には強い副作用があり、心理社会的な治療も、状況改善の助けにはなったとしても、治癒することはまれであるとしています。
また、長期的な予後を見ると、治癒や軽度の障害を残すだけなど良好な場合が50~60%で、重度の障害を残す場合が10~20%とされます。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。
ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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▼原因
マクロビオティックの観点からすると、統合失調症は、極陰性な症状とされます。

自我や意思の喪失には、陽性エネルギーの欠如が見られるとしています。

統合失調症を引き起こす主要な食事要因は、砂糖やチョコレート、はちみつなどの精製甘味料や砂糖を含む食品、アスパルテームなど砂糖代替品の慢性的摂取であるとしています。

また、現代社会においては、砂糖と動物性食品の摂取が、両極端にバランスを保つこととして起こっており、砂糖などの単糖類が持つ極陰性で強力な拡散性エネルギーが、肉類やチーズなどの動物性食品が持つ極陽性な凝縮エネルギーを相殺しているとしています。

砂糖などの単糖類と動物性食品との摂取のバランスが崩れ、単糖類の摂取が上回るようになると、たやすく精神疾患が引き起こされるとしています。

卵摂取の菜食主義者で、サラダや果物、菓子類、デザート、飲みものを過剰摂取している場合には、特に発症しやすいとしています。

統合失調症は、多くの場合で、標準的なマクロビオティック食事法の実践によって完治するとしています。

光のイメージ
▼症状の解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。

ありとあらゆる形態での砂糖類の摂取をやめるとともに、精白小麦粉などの精白穀物や熱帯産食品、ハーブ類、スパイス類、刺激物、アルコール類、薬物などの極陰性食品も避けることとしています。

症状が改善されるまでは、標準的な食事法にある、次の補助的な食品も避ける必要があるとされます。

  • 生のサラダや、そのほかの生の食べもの
  • 果物
  • 果汁

またニンニクや生の玉ねぎ、長ネギなど高エネルギーな食品も、症状に関与している場合があるために、避けるか最小限に抑えることとしています。

ほかに以下のような注意点があります。一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

  • 1週間に2~3回、梅しょうくずを飲むとよい。

THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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