クシマクロビオティックスから見た、パーキンソン病の原因と対応方法について説明します。
パーキンソン病は、退行性の神経疾患とされ、震えや言語障害、動作緩慢、筋肉の固縮、転びやすさなどの症状が起き、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病とされます。
日本では、およそ1000人に1人~1.5人程度の発症率で、主に50才台以上で起きるとされ、14万人以上の患者数とされます。なお、40才以下でも起きることがあり、この場合は若年性パーキンソン病と呼ばれます。
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多くは中年期後半に発症し、ゆっくり進行することが多いとされます。日本では、男性と比べ、女性の発病のほうが多いとされます。
従来的医療では、パーキンソン病には、一般的に、ドーパミンなどの薬物が処方され、症状は抑えられるが、疾患は治癒するものではないとされます。また、衰弱したりうつ病になったりすることが多いとされますが、パーキンソン病は、死に至る病ではないとしています。
マクロビオティックの観点からすると、パーキンソン病は次の2種類に大別されるとしています。
- 陽性症状
震えの幅が大きく、震えの速度が速い症状。
主要原因は、肉類や卵、その他の動物性食品の過剰摂取によるもの。
- 陰性症状
震えが小さく、震えの速度もゆっくりした症状。
主要原因は、砂糖や菓子類、精白穀物、熱帯産食品、果物、果汁、コーヒー、清涼飲料水、刺激物、スパイス類など、極陰性な拡散性のある食品の過剰摂取によるもの。
これらの症状は、潜在的な原因となる食品の摂取をやめて、標準的なマクロビオティック食事法を実践すると、6か月から1年で、解消されるか、症状がかなり軽減されるとしています。
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実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
▼症状の予防と解消
陰性要因の症状は、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
また陽性要因の症状は、陽性傾向に対応した食事(標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
以下の注意点があります。
- 生姜湯に浸した、熱いタオルを脊柱に当てたり、生姜湿布を1週間に数回行ったりすると、循環やエネルギーの流れが刺激され、停滞の解消に役立つ。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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