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クシマクロビオティックスから見た、胸膜炎(肋膜炎)の原因と対応方法について説明します。

以前は肋膜炎という名前でしたが、近年では胸膜炎と呼ぶことが一般的になってきているとされます。

胸膜炎(肋膜炎)の症状は、胸の痛みや息切れ、発熱が特徴とされ、深く呼吸をしたときに痛みがあるとされます。

胸膜炎(肋膜炎)は、両方の肺と肋骨を囲む薄い膜である胸膜(肋膜)が、何らかの原因から炎症を起こしたもので、鋭く刺すような胸の痛みや高熱、胸部の薄い膜の間に水が溜まる(胸水)などの症状を伴うことがふつうとされます。

胸膜に炎症が起きる原因は、細菌への感染や腫瘍、膠原病などがあるとされます。

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このうち細菌への感染では、多くの場合に、肺炎を起こしたあとに、胸膜へと至るために、肺炎と胸膜炎(肋膜炎)とが同時に認められることが多いとされます。

また、溜まった胸水に、細菌がほとんど無い場合と、細菌が増殖している場合(膿胸)とがあるとされます。

結核への感染では、肺の表面近くに病巣ができた場合、炎症を起こして生じた浸出液が肺を包んでいる胸膜から浸み出して、胸膜炎(肋膜炎)になるとされます。結核では、肺に炎症を起こした時期から、長く時間が経ったあと(年単位の場合もある)に胸膜炎(肋膜炎)を起こすこともあり、肺炎がなく、胸水だけが認められるために診断が難しいことがあるとしています。

腫瘍では肺癌が、胸膜炎(肋膜炎)を起こす頻度がもっとも高いとされます。
膠原病では、関節リウマチや全身性エリテマトーデスという病気で、胸膜炎(肋膜炎)を生じることが多いとされます。

胸膜炎(肋膜炎)では、症状が改善するまで、1~3カ月間は寝たきりの状態になるのがふつうであるとされます。

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従来的医療では、レントゲンなどで胸水が溜まっていることが分かると、その多くで、原因を調べるために胸水を採取し、性質や細胞を調べるとしています。

胸膜炎(肋膜炎)の原因が様々になることから、治療も様々になるとされますが、一般的には、細菌感染や結核の場合には抗生物質など薬品の投与、癌などで大量の胸水を抜く必要がある場合には、細いチューブを胸腔に挿入し体外に出す医療処置(胸腔ドレナージ)が行われ、並行して薬剤の投与が行われるとされます。

マクロビオティックの観点からすると、胸膜炎(肋膜炎)は、おもに水分の過剰摂取が原因とされ、とくに冷やしたり凍らせたりした清涼飲料水や凍らせた果汁、炭酸水、ミネラルウォーターなどの摂りすぎで引き起こされるとされます。

水気の多い食品や砂糖を加えた飲食物などの食品は、体内の水分を増加させ、速やかに体内の水分に溶け込んで、症状を引き起こすトリガーになるとしています。

大半の胸膜炎(肋膜炎)は、バランスが取れたマクロビオティック食事法の実践によって、1~2週間で解消されるとしています。

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実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。


▼症状の予防と解消

陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。


*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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