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クシマクロビオティックスから見た、肺気腫の原因と対応方法について説明します。

肺気腫は、肺の弾力が失われる退行性の疾患とされ、慢性的なせきや浅い息遣い、ぜいぜいと喘ぐような息遣いを伴う症状があるとされます。

以前は、肺気腫と慢性気管支炎と呼ばれていた症状は、2つの症状が様々な割合で合併して現われることが多いとされ、現在では慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ぶようになっています。このコンテンツでは、クシマクロビオティックスの説明のまま、肺気腫と気管支炎(慢性気管支炎)とに分かれたコンテンツとします。

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肺気腫は、慢性呼吸不全を引き起こす代表的な疾患で、50~70代の男性に多いとされ、ヘビースモーカーの喫煙者がもっともかかりやすいとされます。
肺気腫は、別名がタバコ病とも言われますが、一方で、喫煙者の2割程度しかかからないとも言われます。

潜在的な患者数は多いと推定され、高齢化が進む日本では、今後も患者数が増加していくと考えられています。

なお従来的医療では、肺気腫は回復不能とされます。

マクロビオティックの観点からすると、肺気腫の潜在的要因は、陰性な飲食物の摂りすぎとされ、とくに牛乳や乳製品、砂糖、菓子類、清涼飲料水、大量の果物や果汁、冷凍食品、化学薬品が添加された食品、刺激物、スパイス類など極陰性な食品によるものとされます。

こうした食品は、気胞や気管を膨張させたり、溶解させたり、破裂させたりするもので、結果として、酸素と二酸化炭素を交換する肺組織の表面積が減って、さらに呼吸が速まり苦痛になるとされます。そして最終的に、息切れや心圧の増加、身体障害から死に至るとしています。

バランスが取れた標準的なマクロビオティック食事法の実践で、症状の解消や緩和が促進されて、症状の進行が抑制されることも多いとしています。

しかしながら、一旦、気胞が溶け始め、肺組織の表面積が減ってしまっている場合には、完全に元の状態に戻したり、肺組織の表面積を増加させたりすることは困難であるとされます。

一旦、肺組織の表面積が減ってしまったあと、さらに肉類などの動物性食品や、収縮作用を持つ喫煙といった極陽性な要因が加わると、症状がさらに悪化してしまう場合があるとされます。

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実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

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▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。


▼症状の予防と解消

陰陽両極端が併合した症状に対応する、中庸の食事に従います。


*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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