クシマクロビオティックスから見た、うつ状態の原因と対応方法について説明します。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
繰り返されるうつ状態は、困難や衝撃、事故、病気、盗難などに対して見られる強烈な反動とされ、ほとんど全ての人が、人生のある時点で、こうした極度の悲しみや不幸を経験するとされます。
親しい人の死によって、こうしたうつ状態になることが多いとされます。また、事故や失職、離婚、失恋、目標や目的の達成失敗、重病の宣告なども発症の引き金となるとされます。
大部分の人は、こうした出来事のあと、数週間から数カ月、ときには数年を経て回復するのがふつうであるとしています。
現代の医療や精神医学では、こうしたうつ状態に対して、カウンセリングが実施され、場合によっては、神経をしずめるための鎮痛剤や精神安定剤、抗うつ剤などの医薬品が処方されるとされます。
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▼症状の解消
標準的なマクロビオティック食事法を行います。
マクロビオティックの観点では、全粒穀物や野菜など、新鮮な食材を主にしたバランスが取れた食事は、困難に遭遇した個人や家族の心と感情をしずめ、焦点の定まった明晰な判断力や、人生の意味合いを回復させるために役立つとしています。
以下の注意点があります。
- 乳製品を含めた重い動物性食品と、砂糖やその他の精製甘味料などの単糖類、アルコール類など、高エネルギー食品の摂取を避けるか減らす。
- ナス科植物(トマトやジャガイモなど)の摂取を避ける。
- 家族や親友の死後、喪に服す期間は、簡素な食事とする。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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