クシマクロビオティックスから見た、具体的な癌への食事面からの対応について、一般的な内容を説明します*。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
以下の順で、癌の治療を行います。
- 患者の全体的な状態が、陰に近いか陽に近いかを見極めて決める。
- 癌の原因が陰性か陽性か、陰陽双方なのかによって、内容を変えたマクロビオティック食事療法を行う。
一般的に、陽性の癌の場合には、標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正して指導します。
陰性の癌の場合は、陽性の癌の逆のこと(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)を行います。
癌が陰なのか陽なのかはっきりしない場合は、バランスが取れた中庸の食事内容を勧めることが無難であるといいます。
そして、癌になっている人の、過度な陰や陽に傾いた状態を、食事療法によって穏やかな中庸の状態に回復させることを行っていきます。
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なお次の注意点があります。
- 過食をしないように注意する。
一口毎に少なくとも100回、できれば200回咀嚼する。よく噛んで、口の中のものが唾液と完全に混ぜ合わせるようにして食べる。- 患者の唾液の質が良くない場合は、健康な人が咀嚼してから、患者にスプーンで食べさせるようにする。
- 寝る3時間前以降には何も食べない。飲料はのどが乾かない限り飲まないようにする。
- できる範囲で、通常の身体的活動を維持する。
また、患者が化学療法や放射線治療、外科的手術を受けている場合や、より深刻な末期的症状の場合には、食事療法のほかに外側からの手当てが必要になるということです。
こちらについては、専門家に問合せていただくとよいと思います。
西洋医学で見放されてしまったような末期的症状においても、症状改善の対応方法がありそうだということを認識しておきましょう。
*マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社
そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。
- 地球と人類を救うマクロビオティック 久司道夫 文芸社
- マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
- THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
- マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版
- 専門家への相談窓口
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