クシマクロビオティックスから見た、心臓疾患および循環器系疾患の潜在的な症状のうち、心筋症の原因と対応方法について説明します。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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心筋症は、心室や心臓全体が過剰に膨張する危険な状況が含まれ、息切れや胸の痛み、不整脈、血栓症、塞栓症の進行などの症状を経て、死亡する原因になります。
一般的には治療不可能とされ、心臓移植が行われる主要な症例になっています。
この症状は、ごく近年までは知られていませんでしたが、近年ではよく見られ、特に若者に多く見られるとしています。
現代医学では、心筋症は原因が完全に解明されていない特発性心筋疾患の総称とされ、心臓の筋肉の病気に分類されています。症状は、心筋に障害が出るため、心臓から血液を押し出して全身に供給するためのポンプ機能の障害とされています。
また、次の2種類が心筋症の例として挙げられ、説明されています。
- うっ血性心筋症
うっ血性心筋症は、繊維状組織が正常な細胞に取って代わり、心臓全体が腫れて膨張して起き、心室が衰弱すると、うっ血性の心不全を起こすとされます。 - 肥大性心筋症
肥大性心筋症は、大半が左側の心室に起こり、心室の筋肉自体が次第に肥大する症状で、10代の若者によく見られるとしています。
特に肉類や脂っぽい食品、塩気の強い食べ物など極陽性食品を、砂糖やチョコレート、菓子類、コーヒーなどの刺激物、アルコール類などの極陰性食品と同時に摂取した、陰陽両極端な食事の結果として起きるものであるとされています。
肥大性心筋症はうっ血性心筋症に比べて、やや陰性の症状とされます。
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▼症状の予防と解消
陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従います。
心臓や心筋の、進行性の退行性疾患は、中庸にバランスが取れた食事法の実践で、進行を止めて抑制し、ときに完治させることができるとしています。
以下が注意点となります。一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。
- ピザやフライドポテト、菓子類など精製加工されたファストフードは、特に注意して避ける。
- 硬い緑の葉物野菜を摂るようにし、調理には適度な塩分を使って、標準的なマクロビオティック食事法を実践する。
- パンなどの小麦粉焼成食品や果物、果汁は、数か月間避けるか、ごく少量にする。
*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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