クシマクロビオティックスから見た、メニエール病の原因と対応方法について説明します。
メニエール病は、繰り返すめまいや難聴、耳鳴りを伴う症状で、内耳の病気とされ、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病とされます。
ふつうは片側の内耳だけが病気の原因になっているとされますが、両側とも障害が起こることもあるとされます。
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メニエール病は、日本では、約2万人程度の患者数と推定され、年齢を問わずに見られるとされますが、最も多いのは30才台から50才台の、いわゆる働き盛りの世代とされます。
メニエール病にかかると、直立したり伏せたりするなど、姿勢や動作の均衡を司っている内耳に、余分な水分が溜まるとされます。
その一方、中耳の骨の硬化や感染症、梅毒、白血病などでも、三半規管の水分に影響を及ぼし、メニエール病と同じような症状を呈することがあるとされます。また、塩分の摂りすぎも、メニエール病の発症に関する要因とされます。
従来的医療では、メニエール病には、一般的に、抗利尿剤や鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、抗不安剤などが投与されるとされますが、こうした薬剤によって、副作用が起きることも多いとしています。
メニエール病を予防して、症状を緩和するには、標準的なマクロビオティック食事法に従い、極端な食品の摂取を避けるようにするとしています。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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▼症状の予防と解消
陽性傾向に対応した食事(標準食から陰の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
以下の注意点があります。
- 塩分の摂りすぎは、さらに水分が欲しくなるため、中庸の適量を摂るよう注意する。
- 水気の多い調理法を使うことも含めて、水分の摂りすぎに気をつける。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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