クシマクロビオティックスから見た、心臓疾患および循環器系疾患の潜在的な症状のうち、脳卒中(脳血管の疾患)の原因と対応方法について説明します。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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脳卒中(脳血管の疾患)は、脳への血流が妨げられたことによって起きます。
症状は、軽症のものから重症で致命的なものまで多様で、言語障害や運動機能の障害、麻痺などの後遺症が残ることが多いとされます。
典型的な脳卒中は脳血栓症で、脂肪性物質のまだら状の沈着物(アテロームまたはプラーク)が頭部につながる動脈に堆積し、血管を狭めて硬化させることによって、脳への酸素供給が遮断されるとしています。
その次に多いのは、動脈が破裂し血液が組織や脳の表面にあふれ出す脳内出血で、陰性の脳卒中とされ、脂肪の多い肉類や脂っぽい食品、ハーブ、スパイス、砂糖を摂っている人々に多く見られるといいます。
脳卒中は、冠状動脈性心臓疾患に比べて、全般的にやや陰性の症状であり、砂糖やチョコレート、菓子類、牛乳や乳製品、熱帯原産の食品、果物、果汁、清涼飲料水、アルコール類、薬物、医薬品など極陰性な食品の過剰摂取に合わせて、強力な動物性食品を摂っていることが多いといいます。
▼症状の予防と解消
陰性症状の脳卒中の場合には、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)になります。
また、陰陽両極端な食事に起因する症状の場合には、陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従うこととしています。
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特別な料理として、以下を摂るとよいとされています。
なお、やや陽性に調整するとよいとしています。
- 海藻(頻繁)
- 未精製の植物油を少量(頻繁)
- 大根やニンジンをコンブと一緒に煮たもの(頻繁)
- 純正玄米クリームに、梅干しを添える
*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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