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白血病や悪性リンパ腫などに特に効果があるとされるアルキル化剤を中心に、抗がん剤について説明します。

抗がん剤のアルキル化剤は、何からできたかご存知でしょうか?
知っている方も多いのではと思いますが、マスタードガスという毒ガスです。

ガスマスクのイメージ

旧日本陸軍で化学戦を担当したという516部隊の指揮下で、瀬戸内海の大久野島でイペリット(マスタードガス)などの毒ガスを生産していたようです。この516部隊は、旧日本陸軍で細菌戦を担当した731部隊とは兄弟的な、秘密の部隊であったと言われています。

このマスタードガスの誘導体が、ナイトロジェンマスタードと呼ばれる化学兵器です。この化学兵器を医療用に転用したものが、アルキル化剤と呼ばれる、日本でもさまざまな癌に対して幅広く使われている抗がん剤です。

ちなみに、もともとのマスタードガスは「びらんざい」(糜爛剤)という種類の毒ガスであったようです。

国際法では毒ガス使用が禁じられていたため、戦時中、この瀬戸内海の大久野島は地図から消されていました。7000トン近くもの毒ガスを製造していたそうです。
現在では、島全体が保養地となっていて、宿泊施設があります。
かつて筆者は、知らずにここに泊ることになり、翌日、島にあった「大久野島毒ガス資料館」に行くことになりまして、驚愕的な事実を知りました。

この抗がん剤がどれだけ危険なものかは、ネットで、抗がん剤を扱う薬剤師や看護師向けのコンテンツを見てみると分かります。

病院のイメージ

そもそも、世界的にみると、アメリカではすでにがんが減ってきていますし、化学兵器由来の抗がん剤自体が無効とされています。

1988年に、アメリカの国立ガン研究所(NCI)は、数万人の抗がん剤治療を受けた患者を調査した結果、「抗がん剤はがんを何倍にも増やす増がん剤でしかない」と公式に認めています。そして1993年には、マクロビオティックなどの代替医療が西洋医療を上回り、それ以降、アメリカではがんは減ってきています。

NCI(アメリカの国立がん研究所)のがん情報は日本語に翻訳されたサイトもありますが、こちらでは元になるコンテンツを見つけられませんでした。

現在の日本は、放射能汚染もありますし、もし使わざるを得ない状況があったとしても、使うのはやめておいたほうがいいでしょう。筆者は、食事療法をはじめとする代替医療をお勧めします。

抗がん剤のポイントをまとめておきます。

  • 抗がん剤(アルキル化剤)の由来は、化学兵器(毒ガス)。
  • 世界的に見ると、抗がん剤全般が使われなくなってきている。アメリカでは、抗がん剤の否定的意見が出て使われなくなってきており、マクロビオティックなどの代替医療の割合が西洋医療を上回った結果、がん自体が減ってきている。
  • 特に放射能汚染の日本では、がんや白血病の治療に抗がん剤は使わないほうが良さそうだ。食事療法などの代替治療を勧めたい。

* 地図から消された島―大久野島毒ガス工場 武田英子 ドメス出版

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