クシマクロビオティックスから見た、網膜はく離の原因と対応方法について説明します。
ふつう、目の中に入ってきた光は、網膜上で刺激として受け取られ、視神経で伝達され、脳に映像が形成されます。
網膜は、眼球の内側にあり、神経末端が多く集まっている繊細な被膜で、はく離したり分離したりすると、光が網膜上に受け取られなくなり、最終的には失明に至るとされます。網膜のはがれは、痛みが伴わないために気付きにくいとされますが、前兆として飛蚊症が現われることがあるとされます。
そして、網膜の中心部である黄斑部まではがれてしまった場合には、急激に視力が低下して、失明するおそれがあるとされます。
網膜はく離の原因は、加齢や網膜の病気、けがなどによる頭部や眼球への衝撃によるものが多いとされ、網膜にできた裂けめが、網膜はく離につながっていくとされます。
Sponsored link
従来的医療では、網膜はく離は、網膜に裂けめがある場合には、裂けめを塞ぐために、網膜の穴にレーザーを照射して焼きつける光凝固法、すでに網膜がはがれている場合、はがれた網膜を元の位置に固定する硝子体手術や、強膜バックル術(強膜内陥術)などの外科的な手術が行われることが一般的とされます。
マクロビオティックの観点からすると、網膜はく離の主要原因は、水分や油分、果物、果汁、砂糖、砂糖を使った食品、清涼飲料水、生野菜、アルコール類、水気の多い調理法を含め、陰性な飲食物の過剰摂取であるとされます。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状や失明など、重大な障害が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
Sponsored link
▼症状の予防と解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
また、以下のような注意点があります。詳細は、マクロビオティック食事療法を行う際に、専門家にお問い合わせください。
- 症状が改善されるまでは、コーン油など普通の植物油の代わりに、焙煎した色の濃いごま油を調理に使うこと。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。
- マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社
- 地球と人類を救うマクロビオティック 久司道夫 文芸社
- マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
- マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版
関連するコンテンツ |