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クシマクロビオティックスから見た、髄膜炎や脳炎、その他の感染症の原因と対応方法について説明します。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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脳と脊髄の場所では、髄膜炎や脳炎、細菌やウイルス、寄生虫などによる疾患など、多くの感染症が発症します。

髄膜炎は、脳の髄膜や皮膜、脊髄に見られる感染症で、死に至る場合があります。
一般的に、細菌やウイルスの感染で起きますが、イブプロフェンなどの薬剤に対する反応で引き起こされる場合もあるとされます。
髄膜炎は、1カ月~2才までの乳幼児に見られることが最も多いとされますが、学校の寮や軍隊の兵舎など連携体制を持った集団内で、突発的に起きる場合もあるとしています。

髄膜炎は、発熱と頭痛、嘔吐、場合によってけいれんなどの症状が起きます。
子どもと成人では、初期に、首の硬直がよく見られるとされます。なお1才程度の乳児では、首の硬直が見られないこともあるとされるため、注意が必要です。
症状が現れてから、数時間以内に死にいたることもあり、早急な医療処置が必要とされます。この場合、抗生物質またはコルチステロイド(副腎皮質ホルモン)の静脈注射などが行われるとしています。

また、慢性症状の髄膜炎もあり、癌やエイズなどの慢性疾患を併発して、ゆっくりと進行し、発症原因に応じて、抗菌剤などの投薬やその他の医療処置が行われます。

脳炎は、髄膜炎の症状(発熱と頭痛、嘔吐、場合によってけいれん)に加え、意識障害を伴うとされます。
おもにウイルスの感染で発症し、様々な症状が見られますが、発作が起きて、手足や体の衰弱と眠気を伴うことが一般的で、昏睡状態に陥ることもあるとされます。

治療が遅れた場合、特に乳幼児や高齢者で、脳に損傷が残るか死に至るとされ、予後が悪いとされます。

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マクロビオティックの観点からすると、脳の感染症は、主に血液の酸化によって免疫機能が弱まり、悪性のウイルスや細菌、真菌類、その他の寄生虫に感染して起きるものとされます。

とくに砂糖や菓子類、牛乳や乳製品、脂っぽい食品、精白した穀物、精白した小麦粉製品、大量の果汁や果物、熱帯原産の食品、スパイス類、アルコール類、薬物といった、酸を作りだす食品が潜在的な要因であるとしています。

また、主要原因ではないとされますが、蛋白質や脂肪、コレステロールが多く含まれる動物性食品も、酸を作りだす食品であり、血液の質が悪くなって、より感染が起きやすくなるとしています。

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▼症状の予防と解消
指針は、陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。

また、以下のような注意点があります。一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。

  1. マクロビオティック標準食に準拠し、調理法や調味料を、やや陽性に調整して実践すると、血液が強化され、病原菌の活動が中和される。また次のものを多めに摂る。
  • 濃いめの味噌汁
  • 根菜類の野菜や海藻

*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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