クシマクロビオティックスから見た、虫刺されの対応方法について説明します。
今までは、おもにスズメバチなどのハチ類に刺されないよう気をつけることですみましたが、日本でも、近年、蚊が媒介する病気が話題になってきています。筆者も、公園などで、蚊に刺されないよう注意すべき、との看板を見たことがあります。
とくに都市部の熱が原因になっているのではないかと推察しますが、対応方法を見てみたいと思います。
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蚊やスズメバチ、その他の昆虫に刺されるのは、刺される人の血液の状態が、密接に関連しているとされます。
砂糖やハチミツ、チョコレート、精製甘味料、清涼飲料水、熱帯原産の果物や果汁、アイスクリーム、乳製品などの極陰性食品の過剰摂取は、動物性食品の過剰摂取と同様に、酸性過多の状態を引き起こすとしています。
蚊などの昆虫は、薄まって甘い匂いがする陰性な血液を好むものであるとしています。一方で、重く陽性な血液は、濃度が濃く、昆虫の消化器官に達する前に固まってしまうとされます。全粒穀物や野菜類、海藻といったアルカリ性を生み出す食品は、血液を強化し、虫刺されを画期的に減らすものとしています。
また、以下の対応方法が挙げられています。
- 蚊に刺された跡を消すには
長ネギの白い部分を薄切りにして患部に塗りつけたり、玉ねぎや生姜の汁を患部に塗りつけたりするとよい。
- スズメバチなどのハチ類に刺されたとき
ダイコンや二十日ダイコンを薄切りにして患部に塗りつけるとよい。
- クモ類に刺されたとき
ごま油小さじ1杯に、塩を小さじに4分の1程度を混ぜて、患部に塗るとよい。
- サソリやムカデ類に刺されたとき
生卵を割って溶いたものを患部に塗るとよい。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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▼症状の解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
なお、全般的な症状の改善のためとして、上記の陰性傾向に対応した食事を、数日間から数週間行うこととしています。
以下の注意点があります。
- 梅しょうくずを、数日間、小さなコップに1杯ずつ飲むとよい。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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