クシマクロビオティックスから見た、食物アレルギーの原因と対応方法について説明します。
食物アレルギーでは、乳製品や卵の白身、小麦粉製品、トウモロコシ製品、蕎麦製品、チョコレート、ピーナツをはじめ、その他の豆類、木の実、果物、マスタード、トマト、菓子類、魚介類、肉類を含めた多くの食品が、アレルギー反応を引き起こす原因になり得るものとされます。
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症状としては、次のようなものが見られるとされます。
- 消化不良
- 鼻の痛み
- 鼻水が出る
- おう吐
- 下痢
- 吐き気
- 顔や舌の腫れ
- めまい
- 冷や汗
- 失神
なお、アメリカの例ですが、食物アレルギーを起こす人の3分の2は20才以下で、その大部分が6才以下の幼児であるとされます。
また、現代的医療として行われる食物アレルギーの検査は、食べものの組み合わせや調理方法、噛む回数によって異なる反応が見られるため、必ずしもあてにならないとしています。
そして、乳製品や肉類、魚介類など、極端な食べものが原因となって起きるアレルギーは、有害な物質に対する、人体の自然な反応といえるものであるとしています。
人工的な味つけで使われるグルタミン酸ナトリウム(MSG)は、耳鳴りやしびれ、頭痛、一時的な麻痺などを引き起こす場合があるとされます。ほかに、食品やワインの保存料として広く使われている亜硫酸塩も異常なアレルギー反応を引き起こす可能性があるとしています。
食物アレルギーを起こす子どもや若者の大部分は、陰性過剰な状態にあるとしています。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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▼症状の解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
血液の質を向上させ、特別な食べものに対する過敏さを軽減させていく一方で、血液の状態がよくなるまでの2~3カ月間は、反応を引き起こす原因となる食べものを避けることとしています。
以下の注意点があります。一部を紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。
- 味噌汁と少量の海藻は、毎日摂るようにする。
- 食べる際は、よく噛んで食べること。一口50回以上噛むのが理想的。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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