クシマクロビオティックスから見た、蕁麻疹(じんましん)やその他の皮膚アレルギーの原因と対応方法について説明します。
蕁麻疹(じんましん)は、赤い境界線に囲まれた白いみみずばれで、かゆみを伴うことが多いとされます。とくに眼や口の周囲に起きやすいが、時には手足やのどの奥、生殖器などにも見られるとされます。
蕁麻疹(じんましん)は、一般的には一時的な症状であり、数分から数日間で治るが、場合によっては致命的な合併症を引き起こす可能性もあり、のどに起きた場合には、気道をふさいだり、腸に重度のけいれんを起こしたりすることがあるとされます。
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現代的医療では、蕁麻疹(じんましん)は、次のような要因で引き起こされるアレルギー症状とされ、抗ヒスタミン剤やコルチステロイドの経口使用、紫外線照射などの治療が行われるとしています。
- 乳製品や魚介類、木の実などの特定の食品を摂った際のアレルギー的な症状
- ペニシリンやアスピリンなどの薬剤によるアレルギー的な症状
- 食品添加物や香料、保存料などによるアレルギー的な症状
- 極端な気温差やストレスにさらされたことによるアレルギー的な症状
- 虫刺されなどによるアレルギー的な症状
マクロビオティックの観点からすると、蕁麻疹(じんましん)などの皮膚アレルギーは、血液が酸性に傾きすぎて、自然治癒力が減退した結果として起きる症状とみなすとしています。
皮膚アレルギーが起きる場所は、腸の衰弱や胆のうの働きすぎ、その他の臓器の異常と関連性があるとされます。
たとえば、ふくらはぎの外側に蕁麻疹(じんましん)が見られる場合、膵臓(すいぞう)の経絡に沿ってできているとされます。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合や致命的な現象を引き起こしかねない状況が想定される場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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▼症状の解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
なお、以下のような注意点を加味して、食事を修正することとしています。一部を紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。
- 麺を含む蕎麦の摂取を避ける。
- ダイコンとダイコンの葉、コンブを使った野菜の煮しめを、少量の醤油か味噌で味付けし、毎日または1日おきに、1カ月間摂る。
- アズキのお茶を、毎日、5~7日間飲む。その後は、1週間に2回飲むとよい。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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