クシマクロビオティックスから見た、白内障の原因と対応方法について説明します。
白内障は、眼の中でレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気で、症状が進行すると、次のような症状が現われるとされます。
- 目がかすむ
- ぼやけて見えにくくなる
- ものが二重三重に重なって見える
- 光をまぶしく感じる
白内障は、一般的に、加齢に伴って発生し、早ければ40才から発症し、80才を超えると、ほとんどの人が何らかの白内障の状態にあるとされます。
日本では、患者の約70%が加齢が原因による白内障とされます。
また、糖尿病による白内障や、アトピー性の白内障では、30~40才台でも発症することがあるとされます。
従来的医療では、白内障の治療は、手術を行うことが一般的ですが、食事を修正しなければ、いずれ再発する可能性が高いとしています。白内障の手術は、眼の中の水晶体を取り除き、代わりになる人工のレンズを挿入する手術で、日本では、年間で約140万件も行われているとされます。
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白内障の大半は、特に牛乳や乳製品、大量の果物や果汁(特にかんきつ類)、砂糖、精製された材料を使った菓子類、アルコール類、薬物などの陰性食品の過剰摂取が原因とされます。
また別な種類で、ゼリー状のレンズに脂肪とコレステロールが詰まって起きる白内障もあるとされ、肉類や卵、チーズやバターなどの乳製品、その他の動物性食品の摂りすぎが原因とされます。
多くの場合、これら2種類の白内障の症状が、入り混じって起きているとしています。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状や失明など、重大な障害が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明しています。
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▼症状の予防と解消
陰陽両極端が併合した症状のための、中庸の食事に従います。
また、以下のような注意点があります。
一部だけ紹介しますので、専門家への相談の際に確認するとよいのではと思います。
多くの場合で、軽度の白内障は、次のような手当てを3~4カ月継続すると、手術せずに回復できるとしています。
- 生姜湯に浸して絞った熱いタオルを、閉じた眼の上に、1日5~6回、数分間あてるとよい。
また、生姜湯で絞ったタオルを、首の後ろや足の親指にあてる。この部分には、肝臓の経絡が走っており、白内障には、潜在的に肝臓の不均衡が関連している。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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