クシマクロビオティックスから見た、脳出血の原因と対応方法について説明します。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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脳出血は、以下などに分類されます。
- 脳内部への頭蓋内出血
- 脳とくも膜下部分の間に見られるくも膜下出血
- 頭蓋と脳の被膜との間に見られる硬膜外出血
脳の出血が起きると、脳の細胞が破壊され、頭蓋内の内圧が急上昇し、そのほかの深刻な合併症を併発させることになります。
先天的な欠陥や動脈瘤も出血の原因となり、中でもくも膜下出血を引き起こすとしています。
脳内出血の医療処置としては、酸素吸入や静脈点滴も含めた入院治療が行われ、激しい頭痛や痛みを抑えるために鎮静剤が使われ、脳に排出のための管を差し込んで、内圧を下げることが行われることもあります。
1 原因
エネルギー的な観点からすると、出血は陰性とされる症状で、血管が弱くなったり破裂したりする結果として起き、砂糖や菓子類、精白穀物、大量の果物や果汁、脂っぽい食品、熱帯原産の食品、スパイス、コーヒーなどの刺激物、アルコール類、薬物といった極陰性な食物の摂りすぎによることが多いとしています。
症状が陰性のため、脳内出血の治療では、特に頭蓋内出血による脳卒中の場合に、ヘパリンなどの抗凝血剤を使わないよう、細心の注意が必要であるとしています。
また、頭蓋不完全骨折や塞栓症、血栓症については、血液を薄くする薬剤が使われます。こうした症状は、血液の凝固や動脈の硬化、動脈の狭窄など、陽性要因によって起こるとしています。
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2 症状の解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
また、以下の注意点があります。
- 濃いめの味噌汁やしっかりした堅めの葉物野菜、海藻などが、損傷を受けた動脈や、毛細血管の強度と柔軟性を回復するのに効果的であるとしています。
- 油や果物、木の実、生の食品、菓子類は、マクロビオティックのものも含めて、症状が改善されるまでは、できるだけ避けるようにとされています。
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。
- マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社
- 地球と人類を救うマクロビオティック 久司道夫 文芸社
- マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
- マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版
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