クシマクロビオティックスから見た、気管支炎の原因と対応方法について説明します。
気管支炎は、気管支の通路に炎症が起きたものとされ、激しいせきが頻発する症状があるとされます。
黄色や白、緑色の粘液が排出され、発熱や寒気が伴い、胸部の痛みや苦しさがあり、深呼吸すると痛みがあるとされます。
重症の気管支炎は、突然に起きて、またたく間に症状が消え去り、数日間で収まるのがふつうとされ、ウイルスや細菌の感染が付随するとしています。
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一方、慢性気管支炎は、深刻とされる症状で、おもに肥満傾向がある人やヘビースモーカーの喫煙者に見られるとされ、肺気腫と同様に、生命に危険がおよぶことがあり、医療処置が必要になることが多いとしています。
以前は、肺気腫と慢性気管支炎と呼ばれていた症状は、2つの症状が様々な割合で合併して現われることが多いとされ、現在では慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ぶようになっています。このコンテンツでは、クシマクロビオティックスの説明のまま、肺気腫と気管支炎(慢性気管支炎)とに分かれたコンテンツとします。
マクロビオティックの観点からすると、気管支炎を引き起こす主要な原因は、極陰性な飲食物の過剰摂取であり、こうした飲食物には冷たい飲みものや果物、アイスクリーム、砂糖などが含まれるとされます。
実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法がありそうだということは認識しておきましょう。
▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。ここでは、予防の観点を中心に、原因や対応方法について説明します。
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▼症状の予防と解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。
気管支炎を解消するには、主要原因とされる冷たい飲みものや果物、アイスクリーム、砂糖などの極陰性な飲食物をやめるとともに、同じく酸性化の作用を持つ極陽性な食品の摂取もやめて、標準的なマクロビオティック食事法を実践するとしています。
以下の注意点があります。詳細は、マクロビオティック食事療法を行う際に、専門家にお問い合わせください。
- 長時間調理して、やや濃いめに味付けし、根菜や海藻をいくぶんか多めに摂る。効果が強い、ゴマ塩や鉄火味噌などのふりかけ類(コンディメント : Condiment)を摂るなど、やや陽性方向に調整する。
*THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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