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チェルノブイリ原発の事故後、ヨーロッパに味噌が空輸されていたことはご存知でしょうか?

長崎で、爆心地から1400メートルの病院で被爆した秋月辰一郎医師は、独自のミネラル栄養学を実践し、玄米食、野菜食、味噌汁を食べることで、病院の職員や患者も、ついに原爆症を発症せず生きのびました。

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記した著作である *1「長崎原爆記―被爆医師の証言」は英訳され、ヨーロッパやロシアに広く紹介されて、チェルノブイリ原発事故の際に、多くの方に読まれました。その結果、ヨーロッパで味噌の需要が伸びたのです。

「味噌が放射能に効く」というと薬事法違反になるので、明確に断言はできませんが、味噌の成分が、放射能障害を軽減する何らかの作用を及ぼしている可能性が高いようです。

秋月医師は著作 *2「体質と食物―健康への道」で以下のように書かれています。

成分上、味噌の中には細菌の多種類がある。
乳酸菌、酵母菌等たくさんあるはずである。この研究は従来、醸造学上の味噌の生成、味噌の風味等に関連して行われてきたが、この細菌が人体にどんな働きがあるか、栄養学的にどう作用するか、医学的効果は果たしていかに、という点についてはあまり研究されていない。

現在では、広島大学原爆放射線医科学研究所などで、おもにマウスを使った味噌の薬理作用についての研究が進んでいるようですが、明確な効果を言明している成分は、いまだ不明という結論のようです。

長崎の写真2

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最後に、味噌の摂取についてまとめます。

  • 摂取後すぐに効果が期待できるものではない。
  • 十分な量の味噌(十分な分量は不明)を、継続的に摂取していること。その結果、味噌に含まれる有効成分の血中濃度が、一定レベル以上に維持されていること。
  • その際は、日本古来の伝統製法から作られた本物の味噌を使うこと。できれば、より熟成された味噌が望ましい。

筆者は特に、3点目の本物の味噌を使うことが重要と考えます。
理由は、経済効率優先の現代社会では「味噌もどき」とも言える商品が蔓延しているためです。


 

  • 長崎原爆記 被爆医師の証言 秋月辰一郎 日本ブックエース
  • 体質と食物 健康への道 秋月辰一郎著 クリエー出版
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