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クシマクロビオティックスから見た、病気の分類について説明します。

病気は、調整のための病気と退行性の病気の2つに分けられるとしています。
この2つの病気について説明します。

なお、病気の進行段階についての1段階めから4段階めまでは、調整のための病気。
そして、5段階めから7段階めまでが退行性の病気ということです。
また、一般に、退行性の病気は体質に影響し、調整のための病気は体調の変化を表しているとしています。

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病気の分類 病気が進行する段階
調整のための病気 1 疲労

2 痛み

3 血液疾患

4 感情障害

退行性の病気 5 臓器の病気

6 神経系の病気

7 傲慢さ

また、体調は、日々の食生活が基本になって常に変化している状態、一方、体質は、非常にゆっくりと変化していく私たちの生まれつきの状態で、母親の胎内にいるときに母親の食事で決められた状態を表しているとしています。

1 調整のための病気
調整のための病気は、本当の病気とは言えないとしています。
この病気は、良いものを食べていた人が、急に悪いものを食べることで、下痢や吐き気を覚えるような状態で起こるとしています。

こういった症状はふつう病気とされますが、実際には、悪いものを食べたことにより、食べものに含まれる毒や有害物質の排出になっています。
たとえば、女性がバランスの悪い食生活を続けていると、一般的には月経も不規則になり、これも調整のための病気であるといいます。

また、肉類など動物性食品を食べている人も、一般的に不快な体臭を持っていますが、これも過剰物質が排出された調整のための病気の1種であり、多くの皮膚病や頭痛など、様々な形で起こる排出作用の現れだとしています。

この調整のための病気は、ふつう痛みを伴わない限り、また特別な手当てを必要とするような高熱の場合を除いては、干渉しないほうがよいといいます。余分な物質が排出されれば、その症状はほとんどの場合消えてしまいます。

この過程できちんとした食事を続けていけば、身体は強化され、結果として自己治癒力が増します。
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2 退行性の病気
退行性の病気は、身体の状態が退行した状態であるといいます。

何年間かきちんとした食生活をしていた人が、ハンバーガーなどのファストフードを食べると、ふつうはすぐに吐き気や下痢が起こるといいます。これはファストフードが、人間にとって自然な食べ物ではないからだとしています。

適切な食事を摂ることで状態が改善されると、身体に対する食物の影響に敏感になるといいます。もし悪いものを食べても、何も反応がないとしたら、過剰物質が蓄積され、身体の状態が退行しているということです。20年間は症状が現れないかもしれませんが、この状態の人は、なんできちんとした食事をしなければならないのかを理解できないといいます。
「なん10年も肉を食べてきて健康なのに、なぜ今さらやめなければいけないのか?」といったタイプの人は、突然心臓発作が起こったり、最終的に癌にかかったりするとしています。

似ているようで違うものと言っていますが…。
なかなか難しいですね。


 

マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社

そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。

  • THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
  • 地球と人類を救うマクロビオティック 久司道夫 文芸社
  • マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
  • マクロビオティック入門 久司道夫 かんき出版
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