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クシマクロビオティックスから見た、肝硬変の対応方法について説明します。

肝硬変は、肝炎ウイルスの感染やアルコール性脂肪性肝炎などによって、肝臓に傷が生じ、その傷を修復する際にできる線維という蛋白質が増加して、肝臓の全体に拡がった状態とされます。肝臓の全体がごつごつして岩のように硬くなり、大きさも小さくなるとされます。

以前は、アルコール依存症から肝硬変になることが典型とされましたが、現在は、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)からの肝硬変が増えているとされます。

日本では、肝炎ウイルス(C型、B型)による肝硬変が最も多く、その次に多いのがアルコールによるものとされます。

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なお、ウイルス性肝硬変を見ると、C型肝炎ウイルス(HCV)によるものが大半とされます。日本のC型肝炎の患者数は、症状の出ていないキャリア(持続感染者)を含めると、約150~200万人と推定されています。このうち、何らかの治療を受けている人は50万人程度にしか過ぎず、残りの100~150万人は感染したことにも気づいていない可能性があるとされます。

年齢では40才台以上に多く、ウイルスに対策が講じられる前に受けた輸血などの医療行為が、感染の背景にあるとされます。ウイルス感染から、肝炎や癌に進行することも多いとされ、日本の肝臓癌による死亡者数は、2015年に約19000人で、肝臓癌の原因の約80%がC型肝炎ウイルスを由来としたものとされています。

肝硬変の患者の中では、何も症状が見られない人がいる一方で、衰弱や食欲不振、気分がすぐれない、体重の減少などの症状が現われることもあるとされます。

他には、次のような症状が見られるとされます。

  • 黄疸
  • 大量の吐血
  • 手のひらの赤み
  • 肌にクモの巣状の静脈が見られる
  • 男性の乳房の肥大
  • 頬の唾液線の肥大
  • 脱毛
  • 睾丸の委縮
  • 神経機能の異常(手が震える)

従来的医療では、肝硬変は治癒不能とされ、症状の進行を遅らせる治療が中心となり、抗ウイルス剤や肝臓癌予防のための薬剤投与や食事療法、運動療法、生活指導など肝臓をいたわる治療を行うことが一般的で、重症の場合には、肝移植なども検討されるとされます。そして、他に合併症などがある場合には、併せて治療が行われるとされます。

また、原発性胆汁性肝硬変(PBC)は、厚生労働省で指定されている難病とされ、中年以降の女性に多い病気とされます。厚生労働省の全国調査によると、患者数は約50000~60000人と推定され、年々増加しているとされます。原発性胆汁性肝硬変(PBC)の男女比率は、約1:7で、20才以降に発症して、50~60才台に最も多く見られるとされます。

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原発性胆汁性肝硬変(PBC)は、格子状の傷跡が胆管をはじめとして肝臓全体を覆い尽くし、肝臓からの胆汁の分泌が遮断され、胆汁が血流に流出する症状が見られるとされます。

この症状では、患者の約50%に肝臓の肥大が見られ、25%には脾臓(ひぞう)の肥大が見られるとされ、約15%に皮膚やまぶたへの小さな黄色の沈積物が見られるとしています。従来的医療では、古くから漢方として知られていた熊胆(くまのい)という、ウルソデオキシコール酸や高脂血症の治療にも使われるベザフィブラートという薬が使われるのが一般的とされ、併せて、胆汁分泌が不足すると、うまく吸収されないビタミンAやビタミンD、ビタミンK、カルシウムを、サプリメント投与で補足する治療などが行われたりするとされます。サプリメントの投与で栄養不足を修正することと同時に、マクロビオティック食事療法を実践すると、より永続的な治癒をもたらすとしています。

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肝硬変は、退行性疾患として、肝臓の構造と機能に異変をもたらし、症状が進行してしまうと治癒困難になるとされますが、マクロビオティック食事法の実践によって、徐々に回復の兆しが見られるようになるとしています。

実際に、マクロビオティック食事療法を行う場合には、必ず事前に専門家に相談するようにしてください。
西洋現代医学のほかにも、対応方法があるかもしれないということは認識しておきましょう。

▼前提
致命的な症状が疑われる場合には、まずは至急、西洋医学などで医師の受診を受けてください。
ここでは、予防的な観点を中心に、原因や対応方法について説明します。

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▼症状の解消
陰性傾向に対応した食事(標準食から陽の要因をわずかに強調する方向で、食事内容を修正)に従います。


THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス

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