クシマクロビオティックから見た主要なホルモンの一覧表です。
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ホルモン名 | 性質 | 生成する臓器 | 機能 |
アドレナリン(エピネフリン) | 陽性 | 副腎 | 攻撃や退避など、ストレス応答を全身の器官に引き起こすとされる。循環器系や筋肉、糖の代謝に影響する。 |
アルドステロン | 陽性 | 副腎 | 塩分濃度の調整とカリウムの排出に影響する。 |
インシュリン | 陽性 | 膵臓(すいぞう) | 血糖値を低下させる。体内のブドウ糖や蛋白質、脂肪の代謝に影響する。 |
エストロゲン | 陰性 | 卵巣 | 女性ホルモンの1つ。女性性(女性化)を促進し、生殖機能を調整する。 作用が多岐に渡り、機能の全容解明にはまだ時間がかかるとされる。大豆に含まれるイソフラボンなど、植物の中に、エストロゲンと似た作用を持つ物質がある。 |
エリスロポエチン | 陽性 | 腎臓 | 赤血球細胞の生成を促進する。酸素供給量を高め、持久力を向上させるためにドーピングに使われることがある。 |
黄体ホルモンおよび卵胞刺激ホルモン | 陰性 | 脳下垂体 | 精子と卵子の成長や月経周期、男女の性差など生殖機能を統制する。 黄体ホルモンは、主にプロゲステロンから成るという説明もあるが、このコンテンツではクシマクロビオティックの説明のままとする。 |
オキシトシン | 陽性 | 脳下垂体 | 子宮と胸部筋のひき締めを行う。子宮収縮薬や陣痛促進剤として使われる。 分泌されると幸福感が生まれるとされ、幸せホルモンと呼ばれることもあり、ストレスへの緩和作用が注目されている。 |
グルカゴン | 陰性 | 膵臓(すいぞう) | 血糖値を制御(血糖値を上げる)する。分泌は、低血糖で促進され、高血糖で抑制されるとされる。 |
甲状腺ホルモン | 陰性 | 甲状腺 | 成長や発育、成熟に影響し、エネルギーの代謝を調整する。 |
甲状腺刺激ホルモン(TSH) | 陰性 | 脳下垂体 | 甲状腺に作用し、甲状腺ホルモンの生成分泌を刺激する。 |
抗利尿ホルモン(バソプレッシン) | 陽性 | 脳下垂体 | 腎臓の水分量と血圧を制御(血圧を上げる)する。 |
コルチステロイド(副腎皮質ホルモン) | 陰性 | 副腎 | 炎症の制御作用がある。血糖値や血圧、筋力の保持、免疫反応などに影響する。 |
コルチコトロピン(副腎皮質刺激ホルモン) | 陰性 | 脳下垂体 | 副腎皮質に作用し、コルチステロイド(副腎皮質ホルモン)の分泌を制御する。 |
成長ホルモン | 陰性 | 脳下垂体 | 成長や発育、蛋白質の生成を調整する。 |
テストステロン | 陽性 | 精巣、副腎、卵巣 | 男性ホルモンの1つ。攻撃的エネルギー(やる気など)の生成や男性性(男性化)を促進する。 |
副甲状腺ホルモン | 陽性 | 副甲状腺 | 骨の生成と、カルシウムやリンの排出を調整する。 |
プロゲステロン | 陽性 | 卵巣 | 女性ホルモンの1つ。乳腺の刺激や母乳の分泌、受精卵子の子宮内膜への着床に影響する。 黄体ホルモンと同一とされる説明もあるが、このコンテンツではクシマクロビオティックの説明のままとする。 |
プロラクチン | 陰性 | 脳下垂体 | 女性では、母乳生成の開始や維持、男性では、前立腺や精嚢腺の発育を促すとされる。 |
レニンおよびアンギオテンシン | 陽性 | 腎臓 | 血圧の制御(血圧を上げる)を補助する。 |
THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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