クシマクロビオティックスから見た、血液のアシドーシスとアルカローシスについて説明します。
- アシドーシス(acidosis)
血液の過度な酸性状態を指します。
- アルカローシス(alkalosis)
血液の過度なアルカリ性状態を指します。
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血液の酸性またはアルカリ性のバランスは、身体組織の水素(H+)イオンと水酸基(OH-)イオンの濃度によります。この状態の測定にはpHが使われ、pHが7未満だと酸性で、pHが7以上だとアルカリ性になります。
通常、血液は弱アルカリ性で、pHが7.3~7.45の間でなくてはならないとされています。
そのため、血液が過度に酸性に偏ったり、過度にアルカリ性に偏ったりしないように、血液を中和させるための緩衝作用が働いています。
この緩衝作用の結果、体内でミネラルが不足する事態になることがあります。
たとえば砂糖を摂りすぎると、血液がアシドーシス(酸性過多)の状態になり、これを中和するためにカルシウムのようなミネラルが使われ、最終的には炭酸ガスや水として体外に排出されます。
そのために、ミネラルが含まれた塩や野菜類を摂って、つねに様々な種類のミネラルを補給しなければいけなくなってしまっていますが、市販の精製塩や野菜などに、この緩衝作用に使うためのミネラルが存在していないか不足しているので、結果としてミネラル不足に陥ってしまうことがあるとされています。
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この緩衝作用を避けるには、過度に酸性やアルカリ性に偏っていない、適切な食事をとって、中庸のバランスのいい状態の血液を維持することとされています。
*マクロビオティック自然療法 久司道夫 日貿出版社
そのほか、クシマクロビオティックスコンシェルジュの資格認定プログラム、以下の書籍を参考にさせていただきました。
- マクロビオティック健康法 正食のすすめ 久司道夫 日賀出版社
- THE マクロビオティック 久司道夫 マガジンハウス
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